「アキュラホーム」の記事一覧

アキュラホームは「押し売り」をしないメーカーという評判!

アキュラホーム 公式サイト

http://www.aqura.co.jp/

アキュラホームの公式HPを見ると若い方向けの住宅と言う感じでお手頃値段で建築できそうなイメージです。

実際アキュラホームで家を建てた方や見積もりを取られた方の評判はどうなんでしょうか?

ネット上の掲示板ではアキュラホームについて色々書かれていますね。

  • 展示場に見学に行ったくらいでは簡単な見積もりでも出さない。
  • 建て主が本気を出さないと営業さんが動かない。
  • 基本仕様の基礎がベタ基礎ではなく布基礎。

・・・このように、施主側の「本気」が見えないと安易に動かないメーカーだということがわかります。

ちょっと見に行っただけなのにパンフレット攻撃をしてくる業者も多いですし、その点、アキュラホームの対応には誠意を感じます。

もっとも、営業さんの質の差はどのメーカーでもよく言われている事ですよね。

私が一番気になったのは基礎がベタ基礎ではなく布基礎だという事です。

素人目から見るとベタ基礎の方が布基礎より強固で地震に強いというイメージだったんです。

でも一概にそうではないよと仰るある建築士さんのブログを見て初めて知りまして。

布基礎の方が使う場所・条件によってはベタ基礎よりも強いんですって。

なので「ベタ基礎だから大丈夫」「布基礎だから不安」という短絡的な定義が当てはまらないという事です。

アキュラホームの評判は残念ながら芳しくないですが基本仕様の基礎だけで「お粗末」と片付けてしまうのは少し違うかもしれないなと感じました。

口コミは賛否両論!よくある「オプション多過ぎ問題」に注意

アキュラホームの公式HPでは1000万円台で建つ家と宣伝されているのですが実際の所どうなのでしょうか?

良い口コミ

  • 数年吟味してアキュラホームにして良かった。
  • 実際に建てると大工さんの腕が良く安心できた。
  • 震災にあっても大丈夫だった。
  • 営業さんが話しやすく親切だった。

イマイチな口コミ

  • 展示場の営業さんの態度が悪すぎて唖然。
  • 営業さんの良い悪いの差が激しすぎる
  • 間取りも雰囲気も気に入ったけど集成材を使っていることが気になってお願いしなかった。
  • ローコスト住宅のように見えるが実際はオプションが多すぎてローコストでは無い

このように、アキュラホームの口コミは賛否両論です。

特に、オプションについて書かれている方が多いなという印象です。

しかし、このオプション多過ぎ問題はアキュラホームに限ったことではありません。

ローコスト住宅を打ち出しているメーカーでもよく言われていますよね。

自分たちのこだわりを実現するためにはオプションは外せないですし。

コストをカットしようと思うと結局基本的な仕様になり建売の方が良い場合も有りますね。

安くて良い家を建てるにはメーカーさんを選定するかそれとも地元工務店さんにお願いするかも相まってとても悩ましい問題です。

実際に建てられた方の口コミを参考に色々と検討する事が理想の家を造る近道かもしれませんね。

一緒に家を育てていく!「永代 家守り」はどんなサービス?

アキュラホームは「永代家守り活動」・「35年長期保証プログラム」等手厚いアフターサービスを前面に押し出しています。

アキュラホーム 永代家守り

http://www.aqura.co.jp/support/kurashi.html

家は建てておしまいではなく、メンテナンスを重ねて「育てていく」ものです。

しかし、住宅の専門家でもなければ建材の知識もろくにない私のような人間にとっては、日々のお手入れでさえも「どうすれば良いんだろう」と迷うことが多くなるでしょう。

その点、アキュラホームでは入居者向けに各種講習会を開催しています。

排水溝やキッチン、レンジフード、トイレ、壁紙クロス・・・こういったものをどのようにメンテナンスしていけば長持ちするのか、専門業者が実演付きで解説してくれるんですって。

オーナーの目線でいうと、このような会を開いてもらえるのはとてもありがたいなと感じます。

結局、自分の家を守っていけるのはそこに住む自分たちだけですから。

そのような意識をしっかり植え付けてくれるというのも頼もしいですね。

一方で、アキュラホームのアフターサービスについてはこんな声も上がっています。

  • 期待していたほど全く手厚くない。
  • 修繕個所を担当者に言ってもなかなか直しに来ない。
  • メーカーのアフターサービスに過度な期待は失敗の元。
  • メーカーの宣伝文句に惑わされるな
  • 自分の家は自分で守る事が鉄則

確かに高額な買い物である自分の家を誰かに丸投げして世話を頼むのは結構リスキーだなと思いました。

点検などは建てたメーカーさんでもお願いすればいいけれど気になる箇所は個人的に信頼できる工務店さんにお願いした方が良いかもしれませんね。

お金が掛かるとしてもその方がイライラせずに済みます。

大切な家ですから愛情と責任を持って長く住んでいきたいですね。

他のローコスト住宅とはココが違う!「第一種換気システム」を採用

ローコストで高気密高断熱と宣伝しているアキュラホームですが実際に建てた方のお話ではどうなんでしょうか。

  • 暖かく快適に過ごせている。
  • 24時間換気が「第三種換気方式」のため、外気温に影響されやすい。
  • 床暖房はあったほうが良いかも。
  • 窓がLOW-Eガラスなのに樹脂サッシではないため、結露する。

等々、良い評価もあればイマイチな評価もあるといったところです。

個人的に「要確認だな」と感じたのは、換気システムについてですね。

実際に建てた方のブログでは「第三種換気方式」と書かれていますが、公式サイトによればアキュラホームでは「第一種換気システムを取り入れている」という旨が記載されています。

アキュラホームの省エネ性能

アキュラホーム 第一種換気システム

http://www.aqura.co.jp/about/technology/tech_08.html

実際に建てた方の口コミと内容が違っているのは、様々な声を受けて仕様を変更したということなのでしょうか。

第三種換気方式の換気システムは部屋の温度が下がって寒くなると言われています。

なぜなら、室内の空気を強制的に出す方式なので、せっかく暖まった室内の空気を追い出して冷たい外気を取り込んでしまうからです。

他の換気システムに比べて価格が安く、ローコスト住宅ではこの第三種を取り入れるメーカーが多いのですが、アキュラホームはそうではないようですね。

この点は、他のローコスト住宅との大きな差別化ポイントではないかと感じます。

温暖な地域ではそんなに気にする程はないかもしれませんが換気システムの種類にも注目してハウスメーカーを選定した方が良いでしょう。

クレームで多いのは「価格」と「人」に関すること

住宅メーカーを選ぶ際には、良い情報はもちろんですがそれ以上にイマイチな評判についてもチェックしておきたいところです。

その内容が、自分の中で許せる範囲内なのかどうか?というのも、メーカーとの相性を計る一つの材料になるでしょう。

気になるアキュラホームのネット上のクレームを拾ってみました。

  • 価格が思ったより高い
  • 基本仕様だと柱が集成材で不安
  • オプションを欲張ると、結局普通より高い値段になってしまう
  • 営業さんの接客が不躾・不勉強

色んなクレームを見るとまずは思っていた以上に追加料金が多いという事かな?と思いました。

柱はオプションで桧の柱に変更可能らしいですが、当然のことながらグンと価格がアップします。

家づくりは色々とこだわり始めたらきりが無い感じが有ります。

この点は、アキュラホームに限ったことではなくどこのメーカーも同じですよね。

極端な話、「ローコストで建てたい」「余計なものはつけない」と割り切ってしまえば気持ちの上でもラクになるのではないかと感じます。

どこまで割り切れるか、どこまで相手(メーカー)を信頼できるかが鍵と言えるでしょう。

やはり大きな買い物ですからしっかりと納得したうえで家づくりをしたいですね。

また、営業さんへのクレームが多いのもちょっと気になりました。

施主は初めての事が多いので不安に思っている事を担当さんにあれこれ言いやすい環境が有るかどうかで随分違います。

しっかり相談できて対応してくれる担当者さんが付けば天国だけどダメだともう地獄ですよね。

我が家は一番最初の自宅(30年ほど前)を両親が建てた時は腕の良い地元の大工さんにお願いしました。

当時流行だったフローリングのリビングや洋風の外観以外は全く希望が聞いて貰えなかったと母が漏らしていたのを思い出しました。

今は予算が許せば施主の希望が反映してもらいやすいので相性の良い担当者さんに出会う事が幸せな家づくりの第一歩かもしれませんね。

先輩の背中を見て学ぶ!職人気質の社風?

家造りは、施主とメーカーさんの共同作業。

それを売っている(作っている)社員さんが心から好きだと思えない家は魅力的ではありません。

実際に複数社から営業を受けたことがある立場から言わせてもらえば、その営業さんが自社製品を心から好きだと思っているかどうかは話を聞いていればわかります。

そして、その”熱”を感じられない家は欲しいと思えませんでした、

そこで、アキュラホームの元社員さん達の口コミサイトもチェックしてみました。

アキュラホームは女性を多く採用している会社の様で、女性の社員さんからはおおむね良好な評判でした。

女性は男性以上にシビアな目で会社を見ますからね。

女性社員のウケが良いということは、働きやすく、社員が楽しみながら仕事ができる会社なのだろうと感じました。

「良い風に言えばとても自由、悪い風に言えばほったらかしな社風です」

という方もいましたが、これはアキュラホームの「職人品質を、もっと身近に」というキャッチコピーにもよく表れていますよね。

あえて厳しい社員研修などをあまり行わず、「技は師匠の背中を見て学べ」的昭和な職人気質の社風かもしれません。

プライドとやりがいを持ちきちんと自分を律している人しか長続きしない職人の世界。

自由で緩いように見えて、マニュアル・ゆとり世代にはなかなか厳しい環境かもしれませんね。

住み心地は好評価!基本を押さえたシンプルな性能

使い勝手や暖かさ等実際に住んでみなければ判らない事が沢山有ります。

実際に建てられた方の住み心地をブログ等で拝見しました。

  • 拘りが盛り込めてとても満足。
  • ローコストだけど、住み心地には全く問題ない。
  • 期待したほど暖かく無い。

住み心地に満足されている方は家のプラン作成・建築段階から担当者さんや大工さん達と密にコミュニケーションが取れていてキチンとご自分の意見が反映されている印象ですね。

アキュラホームの家は北欧の輸入住宅のように物凄い断熱と気密に拘った家では無いと考えた方が良さそうです。

しかし、だからといって断熱や気密の面で決定的に気になる問題があるというわけでもありません。

結局は、そこに住む自分たちがどこまでの性能を求めるかで住み心地の評価も変わってきます。

高気密高断熱の家が自分たちの求める家ならばそれに強いメーカーを選んだ方がストレスが少ないですね。

やはり耳触りの良い営業さんのトークに惑わされる事無く過度な期待はせず冷静な目が必要なのでは?と感じます。

坪単価は約47万円。思ったよりも安くない!

実際見積もりを取られた方の感想を拾ってみました。

  • ローコストではないが大手よりは幾分安い。
  • オプションが高い。
  • 付帯工事が高い。

こういった口コミが多いのは、「アキュラホーム=ローコストで安いメーカー」というイメージが一人歩きしてしまっているせいかもしれません。

アキュラホームで建築されたある方のブログでおおよその坪単価が公開されていました。

この方は「こだわりを持ち始めるととんでもなくオプションばかりで結局自分との闘いだった。」と書かれています。

どこが譲れないのかこれは譲歩出来るとか自分で拘りポイントを整理してみると落としどころが見えてくるかもしれませんね。

坪単価約47万円・外溝含めるともう少しアップしたと書かれていました。

この値段ならば平均的な坪単価だと思います。

初期のアキュラホームだと坪30万円以下の家を打ち出していたらしいのでそれと比べると高く感じますけれど。

ただ、「ローコスト住宅」という見方をすればめちゃくちゃ安いわけではありませんよね。

ですから、安さだけを期待してしまうと「思ったより高い」と感じるのかもしれません。

個人的には、アキュラホームが高いかと言うと決して高くはないと感じますしむしろ安すぎる家はチョットどうなんだろうと正直思ってしまいます。

コンセプトがわかりやすい商品ラインナップ

アキュラホームの公式HPでは「価格も品質も、あきらめない」というキャッチコピーが前面に打ち出されています。

アキュラホームで建築されている方のブログを拝見すると今どきの明るい快適な家というイメージのお宅が多いですね。

公式HPで紹介されているプランは現在約12個。

アキュラホーム 商品ラインナップ

http://www.aqura.co.jp/

「大収納のある家」「太陽光発電の家」「愛犬と暮らす家」等全てわかりやすく魅力的なネーミングの物です。

若い世代・シニア世代の方でも建築できる価格で施主のニーズに合わせたプランが多数用意されていることが大きな魅力だと思います。

高い天井にむき出しの梁等今時の家のポイントが盛り込まれていますね。

今時感は有るけどクセが無い家の方がアレンジが効きやすいのではと思います。

アキュラホームの家自体は特別奇抜じゃないけど壁紙等で個性を出したりすれば良いのでそれも魅力だと感じました。

我が家だったら「老人と猫が仲良く暮らす家」かな?実例を見ると結構自由度が高そうで夢が広がりました。

担当者は途中で変わる可能性がある

調べてみると、アフターフォローについては「よろしくない」と書かれている方も居れば「すぐに直しに来てくれた」と仰る方も居て両極端な意見が有ります。

これは担当さんとの相性や工務店さんによるところが多いのでしょうね。

ある方は担当さんが気に入って契約したのに他のメーカーに移籍してしまって困ったと嘆いていらっしゃいました。

不正を防ぐため、そして企業をリフレッシュしていくためには社員の流動は必須です。

どこのメーカーも、規模が大きくなるほどに人の異動も多くなりますからこの点は如何ともしがたいものがありますね。

また、アキュラホームの無料点検は10年まででその後は有償メンテナンスで35年保証になるそうです。

我が家の場合ですと10年前にリフォームしてくれた工務店さんは知らないうちに都内にお引越ししてしまって残念ながらメンテナンスを頼むことが出来ません。

私達は今の家に他県から移住してきたので地元の良い工務店さんを知らないんですよね。

何かあった時に頼りになる工務店さんを早く見つけておかなくてはと焦っていますがなかなか評判の良い人と出会うのは難しいです。

10年間で顔触れが変わる事も多々あるのに35年なんて言ったらどんな風に変わっているか分からないなと個人的には心配になってしまいます。

10年目のメンテナンス費用の目安は「延べ床面積×12,960円/m2」

ネット上では無料の保証期間は10年までで10年目に有償のメンテナンスを受けた場合は35年まで延長可能 と有ります。

築10年と言えばまだ綺麗な状態の家が殆どでそろそろ入居時に入れた家電や設備が不調になってくる頃なんですよね。

お子さんがいらっしゃればそれ以上に何かと物入りになってきますし。

お金に余裕が有るなら受けておきたいですが実際はどうなんでしょうか?

アキュラホーム公式HPではこれと言って明確な値段は提示されていませんでしたがリフォームのページで10年メンテナンスパックの価格が出ていました。

アキュラホーム 安心・快適リフォーム

http://www.aqura.co.jp/support/reform.html

屋根+外壁+バルコニー+シーリング=延べ床面積×12960円/㎡

こんな感じの値段設定なんでイメージがつかみにくいです。

ホームインスペクターさんのお話によるとメンテナンス費の目安として建築費の約5%を見て置けば大体良いそうです。

5%と言うといまいちピンときませんね。

例えば建築費が2500万円の家だったら約125万円程掛かるんですって。

アキュラホームの有償メンテナンスがいくらかが気になりますがこれくらいかかるんだなと心しておいた方が良いですね。

”音”の問題はペアガラスだけでは防ぎきれない

実例で見ると防音室を完備したグランドピアノのある家等大きな音を出しても大丈夫と言うイメージが有ります。

アキュラホームの普通仕様の家の防音はどうなのか気になって少し調べてみました。

ネット上で実際に住んでいる方の声。

  • お隣さんに「お宅うるさいんだけど」と指摘された。
  • うちの中の音が結構外で聞こえる。

小さなお子さんを持つ家庭だとご近所さんから指摘を受けて結構肩身の狭い思いをなさっている方が多いようです。

アキュラホームはペアガラスを採用しているはずなのに防音性能って上がらないんですね。

防音性能は窓のペアガラスだけではカバーしきれないという事でしょうか?

壁の厚さや気密性も大事なんでしょうね。

我が家でも10年前に吐き出し窓を安価な輸入のペアガラス窓にしました。

防音はシングルガラスよりもマシなレベルで音は結構聞こえます。

これは築40年で壁が極薄ってことも関係していると思います。

母と叔母が外を歩きながら大笑いしている声が聞こえる程ですから我が家の生活音はほぼ筒抜け状態です。

私が住んでいるのは鹿の方が人より多い田舎の山奥なんで大丈夫ですけれど。

都会だとこんな風に大声で喋ったり笑っていたら怒られそうだなぁといつも思います。

【まとめ】価格、性能、デザインのバランスがちょうど良い!

「価格も品質もあきらめない」が、アキュラホームの家造りにかける基本的な姿勢。

実際、良心的な価格で肝所を押さえた住宅を作ってくれる、非常にコスパの高いメーカーです。

ここで紹介したポイントをまとめます。

  • 坪単価が約47万円。若い世代でも手の届きやすい価格帯
  • ローコストメーカーだが、オプションが多くなりがちな点は注意が必要
  • ベタ基礎ではなく布基礎を採用している
  • 換気は第一種換気システムを採用
  • オーナー向けに、各種メンテナンスについての講習会なども開催している
  • 「先輩の背中を見て学ぶ」式の職人気質な社風
  • 際立って高気密・高断熱ではないが住み心地は好評
  • 10年目のメンテナンスには数十万円の費用がかかる
  • 防音はペアガラス+αの対策が必要

安さを重視すると性能にはある程度の妥協が必要ですし、逆に性能を極めようとすれば価格も高くなります。

家づくりはそのバランスが難しいわけですが、アキュラホームはめちゃくちゃ安いわけでもなければ際立ってハイスペックというわけでもなく。

デザイン的にも、ほどよく”イマドキ感”が取り入れられていて、ある意味では費用対効果のバランスに優れたメーカーではないかと言えるのかもしれません。