「空間上手の家」は規制が多い都市部の敷地を最大限有効活用する事にフォーカスした商品です。
アキュラホームの空間上手の家の坪単価は40万円~55万円と言われています。
まずはこの坪単価を基に参考プランで掲載されている3LDK・延べ床面積26.8坪の家を建てた場合の建築費を計算してみます。
(※27坪で計算します。)
- 40万円×27坪=1080万円
- 55万円×27坪=1485万円
上記の価格に付帯工事費と諸費用を合わせた400万円をプラスして総額を算出します。
総額:1480万円~1885万円です。
この総額から実質の坪単価を割り出してみます。
実質の坪単価は54.8万円~69.8万円です。
坪単価だけで見ると正直高い価格設定だと感じました。
今回は27坪という大変コンパクトな延べ床面積の家で坪単価を計算したのでこの様な価格になって居ます。
坪単価は建築する家の延べ床面積が小さければ小さい程価格が上がるのであくまで目安として考えてください。
とは言え、総額で見ると1000万円台で建築可能なのでビックリする程お手頃価格では無いですが手が届く価格です。
この価格なら地価の高い都市部で新たに土地を取得する場合でも予算内で新築できるかもしれませんね。
他の住宅メーカとも相見積もりを取り比較検討した方が良いなと思いました。
都市部の狭小地でも使い勝手の良い家が建てられる
都心部の人気エリアの宅地は小さいのにびっくりするほど高額ですよね。
山間部や海辺の田舎エリアでしか居住した経験がない私にとっては想像を絶する価格です。
アキュラホームの「空間上手の家」は様々な制限が多い都市部の住宅地にマッチするよう考えられた2階建て商品です。
その特徴は空間を生かした無駄のない間取り。
2階建ての家の間取りで意外と面積を取ってしまうのが廊下と階段です。
こちらの「空間上手の家」の参考間取りを見てください。
http://www.aqura.co.jp/product/kukan/plan.html
リビングに階段を設けています。
リビング階段のメリットはお子さんとのコミュニケーションをしっかり図れる事です。
玄関→階段→子供部屋へ直行できてしまうと年頃のお子さんが学校からいつ帰って来たのか分からない。
知らない間に出掛けていたなんて事態が起こるリスクがありますね。
そしてこの間取りで何より良いのが廊下が無い事です。
廊下の面積が減った分だけLDKを広く確保できます。
勿論、空間上手の家は注文住宅なので自由に間取りを作る事が可能です。
どうしてもリビング階段や廊下の無い家はイヤと言う方は他の提案をして貰えるのでは無いかと思います。
限られた敷地を生かす間取りを考えコンパクトで使い勝手の良い家にしたいですね。
コンパクトでも妥協のない間取りが評判!
アキュラホームの空間上手の家の実際の評判ってどう?
都心で暮らす人に人気のアキュラホームの空間上手の家。
実際このプランで新築した方の評判を調べてみました。
良い評判
- 20代で貯金も頭金も無かったのに家を持つ事が出来た。
- 無駄のない間取りで使い勝手が良い家になった。
- 小さいながらも1Fに義母の部屋を作り将来的に同居も可能な間取りを提案してもらえて満足。
イマイチな評判
- 意外と高くローコストでは無いなと感じている。
- 都会の狭小地なので仕方がないけどやっぱり狭い。
- 最初に提案された間取りが平凡でこれなら建売でも良かったかもと思った。
「空間上手の家」の評判は賛否両論の印象を持ちました。
良い評判に関しては「都会で持ち家で注文住宅なんてはムリかも」と諦めている方も希望が持てる提案を受け契約に踏み切られたようです。
担当者の提案力が優れていて居る事がこのような高評価に繋がっていると感じました。
そしてイマイチな評判に関しては狭小住宅ならではのデメリットと担当者への不満が合わさった結果だと思います。
狭さやデメリットを感じさせない工夫をアキュラホーム側がどれだけ提案出来るかで施主の満足度が違ってくるんだと感じました。
建売でも良かったかもと言う意見が有りましたがそれもあながち大げさではないと思います。
住宅メーカーが開発している建売住宅はとても利便性の良い土地に建てられている場合が多いです。
なので契約前に間取りや見積もりに疑問を持つ場合は分譲住宅を検討した方がかえってお得かもしれませんね。
急いで契約せずに自分に最適な住まいをじっくり探す事が大切だと思いました。
空間上手の家 ここがイイ! 1つ目)コンパクトな建坪
アキュラホームの「空間上手の家」のイイ所を独断と偏見でご紹介します。
アキュラホームの空間上手の家は敷地に限りが有る都会に住む人向けに開発された商品です。
注文住宅なので好みの広さに建築可能ですが参考プランで掲載されている家の延べ床面積は約27坪です。
フラット35の調査では東京都で新築される家の平均的な大きさは約38坪だそう。
参考プランは東京の家の平均と比べ10坪以上(畳20枚分)小さいけれどこの無駄の無さがとてもイイなと感じました。
我が家も27坪で高齢者+中年の4人暮らしですが小さな家の生活は収納スペースが無い事を除けば大変快適ですよ。
実際にコンパクトな家に住んでみて感じている一番のメリットは掃除が本当に楽な事。
掃除機をかけるのなんて家全体でものの10分で終了します。
大型の掃除機を引っ張り出さなくてもハンディータイプで十分です。
延床面積が小さいと固定資産税も安くて済みますし屋根や外壁の塗装のメンテナンス費も家が小さい分節約できます。
アメリカの建築家が提唱し始めたタイニーハウスという考え方も世界中で流行しています。
日本の住宅雑誌の特集でも頻繁に取り上げられていますね。
敷地の広さや住む地域にに関係なく小さな暮らしに注目が集まっていいます。
小さな家は少子高齢化が猛烈に進んでいる日本ではスタンダードになってきています。
アキュラホームの空間上手の家のコンセプトは時代に大変マッチした物だと感じました。
空間上手の家:ここがイイ!2つ目)コンパクトな家でもゆとりを忘れない工夫
延べ床面積が小さな家ですとどうしても個室の広さの確保や機能面ばかりに気持ちが集中しがちです。
結果的に面白味のない窮屈な家になってしまう恐れもありますね。
空間上手の家の参考プランにはそんな窮屈さを感じさせない提案がされています。
こちらはミニ書斎の様子。
http://www.aqura.co.jp/product/kukan/plan.html
寝室の壁面にミニ書斎コーナーを作る事でちょっとしたゆとりを感じる事が出来ます。
書斎コーナーに鏡と照明を付ければ立派なメイクコーナーにもアレンジできそうです。
このスペースをご主人が使うか奥様が使うかで用途を決めても良いですよね。
そして参考プランのキッチン背面には小さなパントリーが備えられています。
コンパクトな家の場合、物が少しでも収納から溢れると一気に家中がごちゃ付いた印象になります。
雑多な物を収納できるパントリーが有るのはとてもイイなと思いました。
参考プランでは可動式間仕切り収納のムービングクロークを備えられるよう2ドア1ルームの子供部屋が提案されています。
アキュラホームは提案力に定評があるのでこの他にも施主の希望や悩みに沿った工夫をして貰えるのではないかと期待しています。
空間上手の家 ここがイイ! 3つ目)シンプルモダンな外観と内装
最近ご近所で新築される家の多くはシンプルモダンな外観でこのタイプの家が流行しているんだなと感じます。
シンプルな家の外観ですと流行り廃りが無いので住みやすいですよね。
個人的には都市部の住宅密集地にはこのようなスッキリとした外観の家が良く似合うと思います。
装飾性の高い外観の家はある程度敷地にゆとりが有り隣家との間隔が取れないと見た目に暑苦しくごちゃ付いてしまいます。
空間上手の家の外観は基本的に自由に出来ますが参考プランではシンプルモダンな外観と内装を提案しています。
参考プランの建物自体は無駄のない総二階です。
凹凸がない真四角の家ってともするとのっぺりしてしまいおしゃれとは程遠い無難な印象になってしまいます。
それを印象深い丸窓や連窓を用いて外観をスタイリッシュに仕上げている所がイイですね。
アキュラホームはデザイン性の高い住宅を数多く手掛けているのでこういった小技の利いた外観もお手の物だと感じます。
居住する周辺地域の雰囲気に配慮した外観の家を建てるとご近所付き合いもスムーズに行きそうだと思いました。
狭くても使いやすい間取りのポイントは「デッドスペース」
実際に27坪の小さな家に暮らしている私目線で家が狭くても使いやすい間取りのポイントについて考えてみました。
現在我が家で一番困っているのは収納が無い事です。
アキュラホームの空間上手の家の参考間取りを見ると1Fにパントリーが設けて有ります。
そして2Fには2.5帖大のウォークインクローゼットが備えて有ったりと収納はまぁまぁ足りるかな?と感じました。
http://www.aqura.co.jp/product/kukan/plan.html
参考間取りのデッドスペースを探すと階段の下が丸ごと使われていない事を発見したので階段下の活用を考えてみます。
脱衣所に接している階段下は思い切って洗濯機を入れても良いかもしれません。
そうすると脱衣所の窓側壁面に幅165cmの収納がたっぷり付いた洗面台が付けられます。
リクシルの洗面台
https://www.lixil.co.jp/lineup/powderroom/lc/case/case01/
イマドキの家の間取りを見ると洗面所と脱衣を分ける事が人気ですね。
洗面台を脱衣室から分離して階段下に設置すると来客時に「手を洗わせて」と言われても慌てずに済みそう。
パナソニックの洗面台
http://sumai.panasonic.jp/dressing/new/
広くなった脱衣室には汚れ物を洗うスロップシンクや大型収納を付けても可。
ランドリールームのように洗濯物を干す機能を強化すると共働きのご家庭に重宝しそうです。
お風呂に接している階段下のスペースは高さは取れませんがキッチン側から使えるようにして有効活用したいですね。
電話・ルーター・インターフォン等の置き場所やカウンターと照明を設置しママコーナーにしても良さそうです。
こちらはアキュラホームの家ではありませんが階段下のママコーナーの様子。
https://job-homes.com/works/14402/
このような感じでデッドスペースを使い尽くし家の使い勝手を向上させたいなと感じました。
【まとめ】「空間上手の家Ⅱ」も好評!モデルハウスがないのが残念
「空間上手の家」は限られた都市の住宅地に住む事を前提とした商品です。
都会の住宅地に良く似合うスタイリッシュな外観とシンプルなインテリアが人気です。
間取りを工夫しコンパクトな延べ床面積でも広がりのある空間を提案しています。
企画型住宅ではないのでシンプルモダンな雰囲気はそのままに施主の好みを汲んだ外観デザインや間取りにする事も可能です。
アキュラホームではこの空間上手の家を基にした3階建て商品「空間上手の家Ⅱ」も展開しています。
こちらも空間上手の家と同じくシンプルでおしゃれな外観です。
http://www.aqura.co.jp/product/kukan2/plan.html
1Fに主寝室とお風呂場・2FにLDK・3Fに子供部屋を設け都市部のコンパクトな敷地でもゆとりと快適さを感じる間取りを提案しています。
空間上手の家は都会のコンパクトな敷地に建てるのでサイズ感を予め把握しておく事は施主にとって重要事項です。
実際どのような暮らしになるのかをイメージするにはやはりモデルハウスの見学が一番ですよね。
残念なのは空間上手の家のモデルハウス(展示場の物)が無い事です。
アキュラホームには街かどモデルハウスと銘打ちリアルサイズの家の見学ができるサービスが有ります。
ですが販売前の建売住宅か個人邸なので期間限定の公開です。
運良く目的の商品で建てられた家を見られれば良いですが実物を見られない事の方が多いのではないかな?と思いました。
そうなると施主がイメージしていたよりも新築して家が狭かったとガッカリする事態も起きてしまいます。
展示場にいつでも見学可能な「空間上手の家」のリアルサイズのモデルハウスを是非作って欲しいです。