目次
価格と使いやすさのバランスが好評価されている
http://www.aqura.co.jp/product/daisyuno/
アキュラホームで人気の「大収納のある家」。
実際に建てられた方の評判はどうなのか調べてみました。
良い評判
- 「もともとミサワホームの蔵収納に憧れがあったが価格で断念し同じような家をアキュラホームで建築出来て満足。」
- 「子供が遊び場として使用しているのでおもちゃが散らからずリビングがすっきり綺麗で良い。」
- 「構造上リビングの天井を高くできるので広く感じて良かった。」
蔵収納の有る家に興味を持っていた消費者が価格に魅力を感じアキュラホームで契約するという流れでしょうか。
大収納が大前提で家造りを計画されている方も多いようです。
イマイチな評判
- 「大収納の天井高が低いので物の出し入れに中腰で入れなければいけないので不便と言えば不便。」
天井高の低さは実際に使用してみると特に大柄な男性は窮屈さを感じる方もいらっしゃるようです。
大型の荷物はキャスター付きの収納ボックスに入れておく等移動のしやすさを考慮した工夫が必要かもしれません。
一方ちいさなお子さん達には隠れ家や秘密基地の様な空間で大人気です。
こちらの実例のお宅のように新築当初は収納としてではなくキッズルームとして使っても良いですよね。
http://www.aqura.co.jp/usersvoice/prejudice/prejudice_19/detail/file081/
アキュラホームの大収納のある家は価格と使い勝手が両立している為評判は上々です。
スキップフロアは空間を有効利用できる構造なので特に都会にお住いの方には大きな魅力を感じる住宅だと思いました。
導き出される総額は40坪で2,000万円~
大収納のある家の平均的な坪単価は坪40万円~55万円です。
日本で新築される平均的な家の大きさが40坪と言われていますのでまずはそれをあてはめ本体価格を計算してみます。
- 40坪×40万円=1600万円
- 40坪×55万円=2200万円
単純計算すると本体工事費は1600万円~2200万円です。
「家の総額」=「本体工事費」+「付帯工事費」+「諸費用」+「土地代(必要な場合のみ)」です。
<付帯工事費とは?>
解体費用(古家が有る場合)・屋外給排水工事・屋外電気工事・地盤改良工事・外構造園工事等で総額の20%が目安です。
<諸費用とは?>
登記費用・ローン手数料・火災保険(地震保険)・引っ越し費用・インテリアや家電の購入代金等諸々にかかるお金の事で総額の10%が目安です。
付帯工事費+諸費用の相場はケースバイケースですが約400万円程必要だと言われています。
したがって40坪の大収納の家を建てた場合の総額は2000万円~2600万円となります。
新たに土地を購入する場合は更に土地代が必要です。
住宅メーカーが公表している価格は本体価格のみなのであくまで目安として考えておいた方が良いですね。
坪単価も住宅メーカーが発表している価格と総額から割り出したものと大きくずれてしまうのであくまで目安と考えて予算を組みましょう。
坪単価は50万円台。使い勝手の可能性は未知数!
大手住宅メーカーの「蔵収納」に魅力を感じアキュラホームの「大収納の家」に注目する方が多いようです。
どちらもスキップフロア式の天井高1.4mの収納を作るというプランやコンセプトの商品です。
個人的には両社とも収納に大きな差はないように感じます。
空間の使い方やデザイン・好みや予算に合うかも大切ですね。
工法に納得していればアキュラホームを候補にする可能性が十分有ります。
細かな坪単価を計算する事は難しいですが目安として二つの住宅メーカーの価格を知っておくことで比較検討しやすくなるでしょう。
アキュラホームの人気商品「大収納のある家」の坪単価を調べてみました。
支店のHPに39.62坪で1913万円(税抜)という価格が記載されていました。
これで単純計算してみますと 1913(万円)÷39.62(坪)=51.84(万円) 坪単価は約52万円です。
あくまで基本的な坪単価ですので実際は坪60万円程掛かっていると思われます。
大収納のある家や蔵ある家は物が沢山仕舞えるメリットが有りますが実際の使い勝手は未知数です。
この天井高の低い収納スペースがご自分のライフスタイルに合うかどうかモデルハウスや住宅見学会等で使い勝手を確かめてみましょう。
お手頃価格で大収納が手に入るのが嬉しい特徴
お雛様や毛布・レジャー用品等、日々の生活には使わないけれど季節限定で出す物って結構嵩張る物が多いですよね。
家の中に収納が少ないとこういった季節物の収納に苦労します。
かく言う我が家も断捨離が一向に進まず家の中の殆どのスペースに物が溢れている状態です。
お恥ずかしい話ですがスッキリ暮らすには程遠い生活をしております。
新築する場合は納戸を作ろうとするとそれなりの面積を取られてしまいますね。
都会やコンパクトな間取りにしたい場合、納戸をどこにどれ位の広さを確保したら良いのかあれこれ悩まれる方も多いようです。
アキュラホームの大収納のある家は天井の高さを1.4mに抑え2Fの床面積の2分の1までの面積を収納スペースとして活用する事でお悩みを解消しています。
http://www.aqura.co.jp/product/daisyuno/detail01.html
簡単に言うと1Fと2Fの間の階段の踊り場階に収納を設けるスキップフロアの構造です。
このアイディアを「蔵」として先行発売しているのがミサワホームです。
https://www.misawa.co.jp/kodate/guide/kura/
「蔵」のある家はミサワホームの代表的な人気商品なのでアキュラホーム独自のアイディアとは言い切れず。
構造や考え方もほぼ一緒で素人目には違いが分からず幾分心の中にモヤモヤが残ります。
価格面でミサワホームよりもお手頃な値段で建築可能なのでアキュラホームの大収納のある家の特徴と言えば特徴ですね。
大収納プラスαで期待したいコト
アキュラホームの大収納の有る家は公式HPに3つの参考間取りが公開されています。
3つの間取りの中で私の大好きな北道路に対応した物が有りました。
北側に玄関やお風呂が有るので明るい場所にリビングが持って来られるのが一番良いですね。
1FにはLDKと水回りとリビングに隣接する和室が有り客間として重宝しそうです。
ちょうどキッチンの上あたり1.5Fの大収納の空間が9.7帖分設けてあります。
そして自由の間という広めのホールを書斎コーナーやお子さん達のスタディーコーナーにしているお宅が多いようです。
リビングは吹き抜けで解放感ばっちりですし沢山収納できるスペースも有り写真で見るととても魅力的です。
ただここで一つ気になるのが2Fにトイレがない事でしょうか。
大収納の家はスキップフロアの為2Fまでの階段が長いと感じているオーナーが多いのが事実です。
そうなると1Fにしかトイレがない・2Fが主寝室という場合は高齢者にはかなり過酷な間取りです。
小さなお子さんにも結構大変な間取りなのでは?と感じました。
ここはやはり1.5Fの収納階の自由の間の一部をトイレにするか2Fに設けるかという事も考えておきたいです。
収納の多さだけでなく暮らしやすさにも注意を払う必要が有りますね。
「自由の間」をどう使う?
使いやすい間取りにするにはしっかりと空間をイメージする事がポイントだと思います。
大収納は高さ1.4m以内・2F床面積の2分の1の大きさなら容積率がカウントされないというボーナス空間。
アキュラホームの「大収納のある家」は1Fと2Fの間の踊り場階を利用したスキップフロア構造が基本です。
スキップフロアの間取りは段差をずらして考えるので間取り図をさらっと見ただけではちょっとイメージがつかみにくいですね。
公式HPに掲載されていた参考間取りを見てみましょう。
http://www.aqura.co.jp/product/daisyuno/plan.html
自由の間は玄関とお風呂場の真上に有ります。
大収納はキッチンとダイニングの真上です。
例えばこの間取りですと脱衣所から階段の昇降口が近いので自由の間をランドリーコーナーにするのには良さそうだとイメージ出来ます。
日当たりや通風を良くする為に大収納に窓を付ける事も可能です。
別のパターンで考えると大収納を1Fのリビングの隣に作りドッグコーナーにする場合は屋外から直接ワンちゃんが出入り出来るドアも付けたいですね。
ドッグスペースに接続するようウッドデッキや足洗い場を併設すれば更に使い勝手が良くなります。
その場合、自治体によっては外部の開口部をこの様なボーナススペースに付けられない事も有りますので担当の設計士さんに確認する事が大切です。
やはりスキップフロアは図面上では分からない事が多いのでモデルハウス等で空間の使い方を実際に体感する事がおすすめです。
ただやみくもに広い収納スペースを設けるのではなくどういった目的で使いたいのかをイメージすると使い勝手の良い家が出来ると思います。
大収納のある家 ここがイイ!1つ目)価格がお手頃
ミサワホームの蔵収納のある家とほぼ同じ考え方の大収納のある家。
一番の利点は何度も触れていますが価格がお手頃な事です。
ミサワホームの蔵のある家の坪単価は60万円~70万円前後。
アキュラホームの大収納のある家の坪単価は40万円~55万円前後です。
2社の平均的な坪単価で40坪の家を建てたと仮定し本体価格を計算してみます。
<ミサワホーム 蔵のある家>
本体価格:2400万円~2800万円
<アキュラホーム 大収納のある家>
本体価格:1600万円~2200万円
その差は600万円~800万円とかなり金額が違います。
この価格の差で蔵収納に魅力を感じている方がアキュラホームの大収納に惹かれるのも当然かな?と思いました。
アキュラホームなら諸費用を入れても2000万円台で建築可能です。
その為施主の負担が軽くなりとても良いなと感じました。
ただ、ご本家のミサワホームの方が蔵収納の空間の使い方がバリエーション豊富ですし洗練されている印象が有ります。
例えば蔵収納の部分を1Fのリビングの隣に持ってきて広々ドッグスペースにする等ですね。
こういったアレンジがアキュラホームで可能か営業さんに打診してみても良いなと思いました。
大収納のある家 ここがイイ!2つ目)大収納を備えつつ個性的な外観の家が造れる。
「このメーカーのこのシリーズの家はこんな外観」と判別できてしまう事がよくあります。
機能重視の家だとなおさら没個性になってしまいやすいですね。
一般的に住宅メーカーの家は「○○ルール」と言う住宅メーカー独自のきつい縛りが存在しています。
その為、施主の希望に沿った家を建てるのは難しい事が多いようです。
個人的にはそこが住宅メーカーの家のウィークポイントだと感じています。
対してアキュラホームの大収納の家の外観は注文住宅ならではの個性的な住宅が多いなという印象を受けました。
こちらは実例に掲載されているシンプルモダンな外観が印象的なお宅。
http://www.aqura.co.jp/usersvoice/prejudice/prejudice_19/detail/file069/
設計デザイナーとじっくり打ち合わせをして出来た洗練された外観が素敵ですね。
こちらは南欧風の外観が輸入住宅の様なお宅です。
http://www.aqura.co.jp/usersvoice/prejudice/prejudice_19/detail/file034/
洋風の粘土瓦が機能的で可愛らしい雰囲気を醸し出しています。
この様にどちらも大収納を備えていますが全く外観が違い個性的ですよね。
アキュラホームの大収納のある家は構造や機能面だけではなく外観にも拘りたい方にはうってつけの商品ではないでしょうか。
機能・価格・デザイン性まで満足出来るのはアキュラホームの大収納がある家の大きなメリットだと感じました。
大収納のある家 ここがイイ!3つ目)「自由の間」がステキ!
大収納の前に設けられた「自由の間」は階段の踊り場を拡張したような空間です。
http://www.aqura.co.jp/product/daisyuno/detail03.html
自由の間は部屋ともホールとも言えない不思議空間です。
天井高がしっかりありますしフレキシブルに使える空間として重宝しそうです。
こちらは自由の間を畳敷きにした書斎コーナー。
衝立や布団等を隣接している大収納にしまっておき、お客様が泊まる際に衝立を立てて簡易的な客間にしても良さそうです。
普段来客が少ないご家庭の場合は客間をわざわざ作るよりも良いかもしれないなと感じました。
自由の間に本棚を壁一面に設置し家族みんなで使うライブラリーにしても良さそう。
その際は座り心地の良い椅子や窓際にベンチを置いても良いですね。
こちらはアキュラホームではありませんがスキップフロアのライブラリーコーナーの様子。
https://suvaco.jp/room/AzqKfCHaZ1
バルコニーや洗面脱衣にアクセスしやすい場所なら物干しの設備を壁や天井に取り付けて流行りのランドリールームにだって出来ますよ。
階段は風の通りが抜群なので直ぐに洗濯物が乾きそうです。
自由の間はその名の通り使い方が自由に広がる素敵空間です。
大収納と併せてぜひ計画したいなと思いました。
大収納とオール電化で、家も家計簿もスッキリと。
大収納は1.5F部分に出来た天井高1.4mの空間を大きな収納空間にするという発想から生まれた物です。
ご本家の大手住宅メーカーでは「蔵」と銘打ち定番商品として長く販売されているプランですね。
床面積にカウントされない天井の高さを守らなければならないという制約は有りますが小屋裏収納よりも実用的な事が大きな魅力です。
実例を見ると収納はもとより小さなお子さんの遊び場やお父さんの趣味部屋的な使い方がされています。
大収納は1.4mという低くて通常は圧迫感を感じるような空間です。
子供たちには秘密の隠れ家みたいでワクワクするお部屋になっている事が写真でも垣間見れて興味深いです。
大収納の家にオール電化をプラスした組み合わせがとても人気なようです。
アキュラホームの公式HPに掲載されている実例ではこの組み合わせのお宅が非常に多いです。
光熱費を含め日々の暮らしをスッキリとしたいという願いを持つ方がとても多いのでしょうね。
大収納の家は坪単価が他のプランより幾分高くなるようですがそれを上回る魅力があるんだと感じました。
収納だけじゃない。オリジナルな使い方で大収納をフル活用
アキュラホームの人気プラン大収納の有る家、天井高は1.4mと低いけれど大容量の収納が確保できるのは大きな魅力です。
衣類だけではなく大型でかさばる物も入れて置けることが人気のポイントでしょうね。
私はものぐさなので使う場所のすぐそばに大収納が欲しいです。
敷地にゆとりが有る場合は1.5Fではなくリビングのすぐ脇に付けたいなと思います。
リビングや客間で使用する炬燵などの季節用品や読書家の母の蔵書を収めてスッキリ空間を実現できればうれしいです。
あとは空間を仕切りセンサー付きの換気扇を付けて猫たちのトイレ置き場にしても良いかもしれません。
天井が低いので狭い場所が好きな猫たちの良い隠れ家にもなりそうです。
猫の隠れ家にする場合エアコンや照明などが必須ですね。
爪とぎしてしまうので壁や床の素材にも気を使って綺麗を保てるようにしないといけません。
小窓を付けられるなら庭に自由に出られるようにしても良いですね。
もう一つのアイディアとしては父の寝室に隣接して大収納を作る事です。
収納の奥行きを入れる物に合わせて作れば車椅子や補助具の収納庫にもなりそうです。
考えだしたらあれもこれもとアイディアが湧いてきて改めて大収納って魅力的な空間なんだなと感じました。
【まとめ】床材選びにもこだわって!末永く快適に使える空間に。
「大収納のある家」はアキュラホームの数ある商品の中でもダントツの人気を誇っている主力商品です。
大収納のある家は2.5階建てというスキップフロア構造の家がベースです。
スキップフロアは段差を利用した空間に広々とした収納空間を確保出来る事から敷地に限りがある場合に大変有効な家の形と言えます。
大収納の空間は床面積にカウントされないボーナス空間なので人間が住む居室にはできませんが使い方はいろいろとアレンジできそうです。
公式HPではリビング収納やパントリー・ワインセラーとしても提案されています。
個人的に気になったのは大収納部分の床材の選定が難しそうだという事。
1.4m以内の天井高なので大人は中腰か膝をついて大収納の中に入る事が前提です。
どんな床材が大収納部分に合うのか素人なりに考えてみました。
フローリング等の硬い床材だと膝や足腰に直に硬さが伝わり辛そう。
絨毯張りは足触りが良いけど埃・ダニ・カビが気になります。
一番パッと思いつくのは安価なクッションフロアですね。
でも物を移動させる時に引きずるので傷が付きやすい床材はNGです。
これらを踏まえて考えると東リの「ファブテック」という塩ビの糸を織ってタイル状に仕上げた床材が良さそうだと思いました。
ファブテック・塩ビ樹脂バッキングタイプ 厚みは3㎜
https://www.toli.co.jp/product_carpet/fabtex/
1㎡あたりの参考価格:8300円。
水回りにも使える程お手入れ簡単でキャスターにも強い床材です。
少々お値段は張りますがこういった床材を貼って末永く使える収納空間にしたいですね。