目次
建築費用の目安は土地代込みで5000万円~6000万円
http://www.aqura.co.jp/product/chintai/plan.html
賃貸収入のある家の坪単価は40万円~55万円です。
こちらの参考プランで本体価格を単純計算してみます。
賃貸併用タイプ(1K×2戸+2LDK) 延べ床面積38.57坪
- 40万円×38.57坪=1542.8万円。
- 55万円×38.57坪=2121.35万円。
本体価格は1543万円~2121万円となりました。
ここに平均的な諸費用と付帯工事費400万円をプラスした総額は1943万円~2521万円です。
アキュラホームの賃貸収入が有る家だととてもお安く建築することが出来るんですね。
普通の住宅とほぼ一緒の価格で建築可能という事になり驚きです。
しかし、賃貸ですからここに貸し出す部屋に対する個別のセキュリティーやらインターネット工事やらで別途費用が掛かります。
今は家具家電付きのお部屋が人気なので総額の他に200万円程見ておいた方が良いかもしれません。
それらの費用をプラスすると2143万円~2721万円となります。
ここに土地を新たに取得して建築する場合は土地代が必要です。
この間取りですと学生さんや単身者を対象にしたものなので駅近の土地や大学の近くの土地を買う事になります。
利便性の良い土地が大前提なので結構な出費になりそう。
地域によりますが予算は土地代込みで5000万円~6000万円と言ったところでしょうか。
何はともあれ建築費がお安く出来るので賃貸収入で住宅ローン実質ゼロも夢ではないなと感じました。
今のところ建築事例は少ない
残念ながらアキュラホームの賃貸収入のある家の評判はどこを探しても見つかりませんでした。
賃貸併用住宅は需要の有る都市部に限られてくるので実際新築した方が少なく評判が出てこないのも無理はないなと思います。
アキュラホームの家の評判としてはデザイン性の高さと間取りの自由度に加えお手頃な価格で建築出来るところが評価されています。
したがって賃貸収入のある家もそのような評判だろうと推測しています。
私の知人にアキュラホームでは無いですが大手住宅メーカーで賃貸併用住宅を建て暮らしている方が居ます。
その方曰く家賃収入のお蔭で経済面ではとても楽でメリットが大きいと感じているそうです。
しかし他人と一つ屋根の下で暮らすにはそれ相当の気遣いや配慮が必要なのでアパート暮らしと変わらずストレスが有るとの事。
特に小さなお子さんがいらっしゃるので入居者に対し気兼ねする事が多いと仰っていました。
この方の住まいは女子大学の近所なので若い女性が好むような可愛らしい内装や外観を意識して建築しました。
その狙い通り完成前に入居者が決まったそうです。
「空室」=「ローン返済の負担増」という事なので計画段階から常に入居者が決まるか心配だったんだとか。
これから若い人が少なくなるので学生さん頼みではいけないともお話されていました。
ローンの返済期間中は入居者が途切れないように色々と工夫や手直ししながら住んでいかなければいけないですものね。
夢の不労所得を得るには大家さんの努力が必要不可欠ということなんだと感じます。
おしゃれなだけじゃない!リフォームやリノベーションに有利な構造
家族構成や賃貸する対象に合わせ柔軟に間取りを変更出来る事が特徴です。
不動産の世界では木造住宅の価値は20年とも言われているそうです。
税法上、木造住宅の耐用年数が22年と定められているのでこの様な事が言われてしまうのですが決してそうは思いません。
私は不動産サイトを見るのが大好きなんですが築50年でも築100年でも借り手のニーズに合わせリフォームしてあれば魅力的な人気物件になりうると感じます。
例えば京都の町家。
https://www.hachise.jp/rent/64513/index.html
築100年近くの古い家が多いですが、古い雰囲気をうまく生かしつつ素敵にリノベーションしてある物件は狭くても家賃が高くても大人気で常に借り手が見つかります。
アキュラホームの賃貸収入のある家は建築後も容易に間取り変更が出来る構法を採用しています。
その為可変性のある自由な間取りが実現しリフォームやリノベーションがしやすいというメリットが有ります。
時代や借り手のニーズに合わせた間取りに変更する事で空室の無い状態を保つ事が出来ます。
京都の町家のように古い事がチャームポイントになるようなリフォームをする。
100年経っても資産価値を落とさず次の世代に住み継ぐ事も可能なのではないかと期待しています。
ただ綺麗なだけではなく特色を持ったおしゃれさやユニークさが人気物件のカギだと感じます。
その場合、利便性の良い土地が大前提なので土地の選定はしっかり調査して行う事が大切です。
賃貸収入のある家 ここがイイ! 1つ目)可変性のある間取り
特徴の所でも触れましたがアキュラホームの家はSI設計が標準です。
構造(スケルトン)と間仕切り壁等の内装(インフィル)が分離している為、不要な壁や柱が残る事が無いのがメリットです。
SI設計は平たく言えばRC構造のマンションのように全てスケルトン状態に出来る構造です。
介護が必要になった場合バリアフリーリフォームをしますが従来の木造住宅ですと柱や耐力壁残ってしまい廊下の幅を自由に広げる事は困難です。
その点SI構造なら躯体と内装が影響し合わないので自由に廊下の幅を広げる事も可能です。
キッチン・トイレ・お風呂等の水回りの設備の入れ替えもSI構造なら簡単に出来ますし排管のメンテナンスも容易に行えます。
上記の参考間取りを例に考えますと新築当初は2階建ての方を施主の自宅に。
高齢になり1人暮らしになったら1Fの賃貸部屋を自宅にしても良いですね。
その際寝室から直接アクセスできる場所にお風呂・洗面・トイレを配置。
広めのオールインワンの間取りにリフォームして高齢者でも使いやすくすると良いかも。
欲を言えばもう少しだけ1K部分の床面積が広い方が良いかなとは思います。
ですが1Kなら高齢になった時に一人暮らしするにはちょうど良い間取りです。
アキュラホームの可変性が有る構造は家族構成や時代の変化に対応できる事がとても良いなと感じます。
賃貸収入のある家 ここがイイ! 2つ目)少ない負担で建築可能
住宅ローンの返済を家賃収入で賄える・手持ちの土地を有効活用したい等様々な理由で賃貸併用住宅を選択する方が増えているようです。
税金の面でも優遇措置があるのでお得感がある住宅と言えます。
大手住宅メーカーでもこぞって賃貸併用住宅の商品を売り出していますね。
しかし建築費が嵩む事が最大のウィークポイントです。
通常の家の1.5倍~2倍程の建築費用が掛かると言われています。
大手住宅メーカーの賃貸平併用住宅の坪単価
- 住友林業「フォレストメゾンプラス(2×4)」:50万円~70万円。
- 三井ホーム「ウィズレント(2×4)」:75万円~100万円。
- へーベルハウス「エスコート(鉄骨系)」:80万円~100万円。
大手の住宅メーカーばかりをピックアップしたので高額な坪単価が並びますね。
この価格ですと土地を新たに購入してまで建築するのは負担が大きくなりすぎて現実的ではないかも。
親御さんや親族から土地を譲り受けたりすれば話は別でしょうけどね。
アキュラホームの賃貸収入のある家の坪単価は40万円~55万円なので随分お安く建築できます。
利便性の良い土地を新たに購入して建築する事も視野に入れられそうです。
建築費がお安いので不動産投資の初歩としてはチャレンジしやすいかな?と思います。
賃貸収入のある家 ここがイイ! 3つ目)注文住宅ならではのデザインが素敵
最近の賃貸住宅っておしゃれでデザイン性の高い物件が増えていますね。
昔ながらの画一的な建物では借り手にアピール出来ないという事でしょうか。
上記の参考プランの外観は、パッと見では賃貸物件に見えないおしゃれな雰囲気。
シンプルモダンな外観が素敵です。
アキュラホームではデザイナーズ住宅も多く手掛けているので洗練された外観や内装はお手の物です。
こちらはアキュラホームの「キラクノイエ」。
2018年度にグッドデザイン賞を受賞した建築事務所とコラボした作品です。
http://www.aqura.co.jp/exhibition/kanagawa/kohoku/madori/#navTab
こちらは間取り図。
http://www.aqura.co.jp/exhibition/kanagawa/kohoku/madori/#navTab
この住宅は基本的に一般的な住宅として設計されているので賃貸併用ではありません。
ですが小さな家が連なる間取りはお家カフェが提案されているように将来的に賃貸併用住宅にも転用でき夢が広がります。
トイレを増設して洋室1・2の部分を雑貨屋さんや洋服屋さんの店舗として貸し出しても良さそう。
空き部屋を住居ではなく店舗として貸し出すならお風呂やキッチン等の設備は要らないので費用も少なくて済みます。
敷地や予算が許せばこの様な特徴のある住宅にして他の賃貸物件との差別化を図っても良いなと思いました。
住宅ローンの条件を満たしつつ、借り手のニーズをつかんだ間取り
家を建てる際、資金調達の為に住宅ローンを組む方が大半だと思います。
賃貸物件を建築する際に借り入れ出来るのはアパートローンと言われる不動産投資用のローンが有ります。
住宅ローンとアパートローンの違いは金利です。
2019年度の金利はアパートローンですと相場は3%~4.5%。
住宅ローンの35年固定金利型は1.27%~1.96%と金利が随分とお得です。
建築費が嵩む賃貸併用物件を建てるとなるとなおさら金利の安い住宅ローンで借りたいですよね。
賃貸併用住宅で住宅ローンを組みたい場合は、建物面積の50%以上を自宅にする事が条件です。
例えば延べ床面積が40坪の住宅を建てる際、その半分の20坪以上を自宅に充て間取りを作ることがポイントです。
アキュラホームの賃貸収入のある家の参考プランでも半分以上の面積を自宅に充てている間取りでした。
こちらはアキュラホーム以外の住宅メーカーが提案する賃貸併用住宅の間取りです。
2階建て延べ床面積:47.94坪。
こちらは1F賃貸部分の間取り。
https://www.nihonhouse-hd.co.jp/lineup/product/prime/
賃貸部分(1LDK)の1戸当たりの占有面積は6.66坪です。
こちらは2Fの自宅部分の間取りで面積は28坪。
https://www.nihonhouse-hd.co.jp/lineup/product/prime/
こんな感じで2F全部が自宅で賃貸部分との面積の差を大きくしています。
この間取りですと賃貸部分の面積は小さいですがアプローチにしっかり屋根が掛かっていてポイントが高いなと思います。
それに加え駐輪場やプライベートテラス・各戸にウッドデッキまで備えています。
都会では車よりも自転車の方が小回りが利き利用率が高いので借りる人には大変魅力的に映るのではないでしょうか。
個人的にはウッドデッキを高い柵で囲って猫さま専用の遊び場にしても良いかもと思いました。
猫飼いさん専用の賃貸物件は昨今大人気なので需要はまだまだ有ると踏んでいます。
折角アキュラホームで賃貸併用住宅を建てるならこれらのポイントを踏まえ空室待ちが出るような人気の賃貸物件にしたいですね。
【まとめ】賃貸併用住宅は「どこに建てるか」が成否を分ける
家を建てるという事は夢でもありますが住宅ローンと言う大きな負担を負う事にもなります。
その負担を賃貸収入で賄えるのが賃貸併用住宅です。
大変合理的な考え方で私も都会に住んでいるならこういう収入が得られる住宅って良いなと思っています。
アキュラホームの賃貸収入の有る家は価格がお手頃でデザインも洗練されており間取りを自由に変更できます。
この様な洗練された賃貸併用住宅なら需要が有るかもと妄想が広がりました。
しかし私が住んでいるのは東京から観光客が訪れるド田舎です。
お休み中は大渋滞しますが平日は海と緑、そして高齢者が目立つ地域。
新しく出来る施設と言えば特別養護老人ホームばかりなんですよね。
この様な土地で賃貸併用住宅を建ててもおそらく借り手が無いのではないかと現実に引き戻されました。
不動産投資は立地が良くなくては成功しないと言われています。
賃貸収入のある家は大変魅力溢れる商品ですが若者が居る東京や大阪等都会に住む人向けのプランだなと感じます。
地方で賃貸併用住宅を建てる場合は立地に加えて用途を考え工夫したいところです。
アキュラホームの賃貸収入のある家を建てる際は地域の消費者ニーズをしっかりと調査し一番良い方法を選択したいですね。