最近のタマホームは、ただの「ローコスト住宅」ではない
http://www.tamahome.jp/products/
昔の安かろう悪かろうのイメージは全く無い。
という評判が最近のタマホームの評判です。
タマホームは創業当時(平成10年)は確かに坪単価25.8万円等と衝撃の超ローコストを謳っていました。
インパクト重視の価格設定で社名を広める事と比例して辛口評価も集めていたようです。
ローコスト住宅は粗雑な材料を使っているというイメージが先行していたのも否めません。
私も「ローコスト住宅ってアジア等の安い部材を使ってコストカットしているのでは?」と偏見が有りました。
しかし最近のタマホームは「超低価格住宅」から「品質も、価格も、叶う家」にシフト。
家の構造に使う資材は1棟当たりの74.1%が国産の木材を使用しています。
増え続ける余った森林資源を独自の流通システム「タマストラクチャー」を使い良質な国産材をコストを抑え供給しています。
国産の木材で新築する事で荒れた森林を手入れ・保護する事に繋がりますし、施主にとっては良質で安価な材木で建てられるのは嬉しいですね。
国産材をふんだんに使用ししっかりとした構造を作り出しているのがタマホームのコンセプトを体現しているのだと感じます。
1邸1邸に「木材生産地証明書」を発行しその家に使われた材木の産地や樹種・加工者の履歴を開示しているのも好感が持てます。
良い評判①)標準装備の充実度は感動モノ!
実際にタマホームで新築された方の評判を調べてみましたのでご紹介します。
良い評判・1つ目。
標準キッチンで十分満足できる
住宅メーカーの標準キッチンってショボいとよく聞きますね。
タマホームのベストセラー「大安心の家」の標準装備は他の住宅メーカーの物よりもちょっとグレードが高めという物が標準です。
例えば、キッチンは奥様のこだわりを優先させると物凄いオプション費用がかかる場合が有りますね。
タマホームの大安心の家の標準のキッチンはクリナップ・リクシル・エイダイ・タカラスタンダードの物から選べます。
他の住宅メーカーだとステンレスが売りなのに内部の構造がステンレスじゃない等、イチオシ設備がHM仕様になっているせいで搭載されていない事が多々あります。
それから4社から選べるのは選択肢が多くとても良いなと感じます。
タカラスタンダードのホーローキッチンが選択できる事が一番びっくりです。
他のメーカーですとタカラスタンダードが選べても結局木製キッチンだったという事は往々にしてありますものね。
標準でホーローが選択できるのは最高です。
こちらはタカラスタンダードのホーローキッチン。
http://www.tamahome.jp/products/lineup/daianshin/daianshin/equipment_kitchen.html
実際、大安心の家で新築された方のお話では「キッチンのオプションにビクついていたけど標準キッチンで大満足・超安心だったんだとか。
キッチンは標準で付けられるなら予算調整も上手くいきそうです。
タマホームの大安心の家は施主のニーズの上を行く良い商品だと感じました。
良い評判②)メーターモジュールだから、ゆったり広い!
タマホームの良い評判・2つ目。
予算内で予想以上の広い家が実現できた。
これは坪単価がお手頃な価格なのと、メーターモジュールだからかな?と思いました。
家は「尺モジュール」と「メーターモジュール」という基準をもとに設計されます。
- メーターモジュール:1グリッドが1000㎜×1000㎜(1m)有効幅は約890mm
- 尺モジュール:1グリッドが910mm×910mm・有効幅は約780mmです
http://www.tamahome.jp/products/lineup/daianshin/daianshin/equipment_space.html
例えば廊下や階段の幅でこの違いを見る事が出来ます。
有効幅の数値だけ見ていると11cm程で微妙な差ですが体感としてゆとりを感じることが出来ます。
住宅展示場等で「なんかゆったりしてるな」と感じると「弊社はメーターモジュールですから」とアピールされることが良くあります。
広い廊下は我が家の様な介護が必要な家族がいる場合は手すりの設置もしやすいので助かりますね。
タマホームは基本的にメーターモジュールで建てます。
自由設計ですから施主の希望を汲むととどうしてもメーターモジュールでは面積が広がりすぎてしまい建蔽率・予算の関係でNGという事も有ります。
その為、予算や間取り・坪数に応じて尺モジュールに変更し設計するようです。
良い評判③)関わる「人」のクオリティが高い
タマホームの良い評判・3つ目。
担当の営業さん・大工さんがとても気遣いのできる人達で良かった
営業さんが細やかに気遣ってくれたおかげで家造りがとても良い思い出になったと仰っています。
ある方は担当した営業所の職人さんや電気工事の人まで皆親切だったと仰っています。
- 使いやすいコンセント・スイッチの位置や数、壁の下地を要所要所に増やして入れてくれた
- 家造り初心者では分からない箇所のアドバイスも丁寧に教えて貰えて大満足だった
- 間取りの変更も根気強く(嫌な顔一つせず)付き合ってくれた
良い営業所に当たると家造りがスムーズに運び施主の満足度も高いです。
これは相性も有るでしょうがやはり営業所の全体の雰囲気も有りますよね。
キャンペーンや割引等で契約を急がされ営業所の雰囲気まで掴めない事が多々あります。
「今だけ・限定」なんて言われると慌てて契約しそうになりますがやはり吟味しないと後々大変な思いをするのは施主です。
折角同じ金額を支払うなら相性が良く、誠実な営業所を選びたいですね。
イマイチな評判①)「プレゼント」の思わぬ誤算
実際にタマホームで新築された方のイマイチな評判を調べてみましたのでご紹介します。
イマイチな評判・1つ目。
電動シャッターをキャンペーンで3か所に付けてもらえたが工事代金はこちら持ちでオプション費用として計上されていた。
その金額1か所につき3500円。
3か所分で10500円也。
その方は現物はプレゼントで工事代金は施主持ちと言うのが何だかモヤモヤしたんだそうです。
確かに工事代金まで無料なら嬉しいですがこういう事は普通にある事です。
我が家も10年程前に工務店でリフォームしたのですがフローリングは新商品のモニターと言う名目で2部屋分無償で頂きました。
その際、施工費は職人さんの日当:1日2万円は払って欲しいという事でした。
契約する前にしっかり人件費の事等を説明して頂いたので納得できました。
現物はタダでも人件費はちゃんとかかると思っておいた方が良いですね。
要はいつ工事代金について施主が知るかと言うのが重要なのでは?と感じます。
事前に知っておけば「そういうものだ」と受け止められますし後で知ると「やられた」と小さな不満を抱く事になります。
設備に関する無料キャンペーンでは工事代金はどちら持ちになるのかしっかりと確認する事をおすすめします。
イマイチな評判②)お隣さんから、まさかのクレーム!
イマイチな評判・2つ目。
建築中の近隣への配慮が欠けていて引っ越しの挨拶の時にお隣さんからクレームを言われてしまった
引っ越してついでにご近所さんから苦言を呈されるとは今後の近所付き合いが心配になってしまいますね。
ハズレの担当工務店だとこんな感じなんでしょうか。
他のタマホームで新築された方も夜8時以降も工事をしていたと仰っているので工期がタイトに組まれているせいかもしれません。
タマホームは工期が短い事でも知られています。
早く入居できる事は仮住まいをする施主にとってはありがたい事ですがご近所では印象が悪くなること間違いなしです。
こういう事態を避ける為に施主自ら工事の前のあいさつに出向くなどフォローした方が良いのでは?と思いました。
家造りを住宅メーカーに任せきりにするとどこかでしわ寄せが来ます。
施主がマメに建築現場へ足を運び、職人さん・ご近所の方ともコミュニケーションを図る事でこの様な問題は解決できる事が多いです。
折角大金を支払って家造りするのですから今後長く付き合うであろうご近所さんとの関係も良好にしておきたいですね。
イマイチな評判③)ルーフバルコニーは要らないかも?
タマホームのイマイチな評判・3つ目。
庭が広く取れない為ルーフバルコニーのあるプランにしたがメンテナンスが掛かりすぎるので非常に後悔している
ルーフバルコニーは都会の限られた敷地では屋上に庭園を造る事が出来るので人気の有るプランです。
私もかつてRC造りで広々としたルーフバルコニーの有る家に強いあこがれを持っていました。
この方が仰るようにルーフバルコニーって素敵だけれどメンテナンスがとても大変なんですよね。
現在はタマホームの様な木造軸組み工法の家にルーフバルコニーを作る事に大きな不安と疑問を持っています。
その理由はRC造りの家でも排水が詰まるとプールのように水が溜まり雨漏りの原因に即つながるから。
水に弱い木造住宅の場合はなおさら恐ろしい事になりかねません。
雨漏りの個所を特定するのは綿密な調査が必要になり修理代も高額になります。
住宅メーカーは金属防水・長期保証だから安心とは言うけれど実際に住むのは施主です。
ルーフバルコニーのメリットとデメリットをしっかり把握する事が大事だと感じます。
見た目や使い勝手だけではなく後々のメンテナンスの事まで視野に入れプラン決めをした方が良いですね。
【まとめ】「安かろう、悪かろう」のイメージを完全に払しょくしている
タマホームで実際に新築された方の現在の評判はおおむね良いと感じました。
特にベストセラー商品の「大安心の家」は施主の希望を汲んで間取りに反映できる注文住宅ですので施主の満足度が高いのだと思います。
http://www.tamahome.jp/products/lineup/daianshin/daianshin/
個人的に意外だなと感じたのは担当の営業さんや大工さんに対する「良い評判」をブログで書いていらっしゃる方が多い事です。
一般的にFCの住宅メーカーの評判は担当の加盟店や営業さんへの辛口コメントが多数を占めます。
勿論タマホームでもハズレの担当者への悪い評判は有ります。
ですが、不思議とそれ以上に「対応が良かった」と書かれている方が多いのです。
その証拠に現在は昔のタマホームの「安かろう・悪かろう」のイメージは完全に有りません。
大安心の家の標準品は思った以上に良いという評判も多いです。
その為「お手頃価格だけど希望が叶う」という評判に繋がっているのではないかと感じます。
ただ、営業さんの人数が極端に少ないのか仕事に欠かせないのホウ(報告)・レン(連絡)・ソウ(相談)がおろそかになってしまっている場合も有るので要注意です。
トラブルを避ける為にも施主が家造りに積極的に参加する事が何よりも大切だと思いました。