タマホームの外壁:おすすめオプションはプラス150万円!標準との違いは?

タマホーム 外観実例(公式インスタグラムより)

おすすめの外壁は、メンテナンスが楽なタイル!

タマホーム 外観実例(公式インスタグラムより)

https://www.instagram.com/p/BqTmy4MHuwL/

外壁は家の印象を決める重要な箇所です。

しかも風雨に晒され屋根同様劣化が激しい部分でも有ります。

その為見た目の好みだけでなく耐久性も考えつつ選びたいですよね。

現在日本の住宅で使用されている外壁材は大まかに言って「タイル」「塗り壁」「サイディング」の3種類です。

タイルは汚れや傷に強い為塗装メンテナンスが要らない外壁材として人気が有ります。

塗り壁には主に天然の素材を使った漆喰とモルタル(吹付塗装仕上げ)の2種類があります。

現在も漆喰壁は自然な家に暮らしたいというナチュラル志向の方に人気が高い外壁材ですね。

昭和時代の住宅はモルタル塗りの外壁が多かったですがモルタル自体の防水性が弱い為定期的な塗装メンテナンスが必要です。

サイディングは窯業系・金属系・木質系・樹脂系等の種類が有ります。

その中でも現在新築される住宅の8割が窯業系サイディングを採用していると言われています。

タマホームでもシリーズによって異なりますが上記でご紹介した3種類の外壁を使う事が出来ます。

個人的におすすめしたいのはメンテナンスが楽なタイル外壁です。

しかしタイル外壁はオプション扱いなので予算が厳しい場合は標準仕様の窯業系サイディングが良いですね。

お手頃でデザインが豊富なので特に予算内でスタイリッシュな外観にしたい方にはおすすめです。

窯業系サイディングのウィークポイントである塗装のメンテナンス・シーリングの劣化についてはメーカー側も様々な対策をしているようです。

被膜塗装30年の保証が付いた物や劣化や汚れに強い高機能なシーリングも登場しているので予算やお好みに合わせ選択する事が大切です。

大安心の家の外壁は窯業系サイディングが標準

タマホームのロングセラー商品である大安心の家の標準外壁は窯業系サイディングです。

ニチハの物とケイミューの物が選べますしオプションでタイル外壁にも出来ます。

大安心の家を新築される方は大半が窯業系サイディングを採用しています。

標準の窯業系サイディングは親水コートされた厚さ16㎜の物で他の住宅メーカーでも多数採用されているオーソドックスな物です。

最近は外壁を2色使いし貼り分けるデザインが流行っていますよね。

こちらは大安心の家の参考プランの外観イメージ図。

タマホーム 大安心の家 自由設計プラン 外壁を2色使いの例

http://www.tamahome.jp/products/lineup/daianshin/daianshin/

実際に大安心の家を新築された方の情報では標準仕様は2色使いまでで3色以上になると追加料金がかかるとの事。

サイディングはただでさえデザインが沢山有るので多色遣いとなるともう大変です。

どんな配色で色の配分はどうするのか悩みに悩む方が続出しているようです。

個人的には多色遣いの外壁は家造り初心者にはちょっとハードルが高いと感じます。

どうしても多色遣いにしたい場合はモデルハウスやご近所の家を見て回りご自分の好みのイメージを固めて置く事が必要です。

その後インテリアコーディネーターさんに助言を仰ぐと失敗が少ないです。

プロの力をしっかり借りて素敵な家を作りたいですね。

タイルは耐久性バッチリな外壁材。でも、高いのがネック

現在窯業系サイディングが主流の外壁と言われていますが根強い人気を保っているのがタイル外壁です。

住宅メーカーでも標準仕様がタイル外壁とアピールしている所もある程。

タイルは石や粘土を成型した後釉薬を施し1300℃の高温で焼成した物です。

釉薬は焼成する事でガラス質に変化し表面を硬い膜で覆います。

その為、傷や汚れに強く塗装メンテナンスの必要が無い優秀な外壁材と言われています。

反面初期費用が掛かりどうしても建築費の予算を圧迫してしまうのも事実です。

窯業系サイディンクと比べると場合によっては費用が倍程掛かってしまう事も。

タマホームでは「大安心の家プレミアム」のオプションでタイル外壁にする事が可能です。

タマホーム 大安心の家PREMIUM 外壁タイル(オプション)

http://www.tamahome.jp/products/lineup/daianshin_premium/daianshin_premium/exterior.html

タイル外壁のデメリットとしてコストの高さ以外でよく上げられるのは地震や経年劣化で剥落の恐れがある事です。

一部情報ではタマホームのタイル外壁はモルタルで貼り付ける方法ではなくベルパーチ工法と呼ばれる方法で施工されるようです。

ベルパーチ工法とは:予めベースに設置したレールにタイルを引っかけるタイプの工法。

 ⇒ LIXIL 「タイルを引っ掛けて張る”乾式施工で30周年を迎えるベルパーチ工法の外装壁タイル

特殊な形状のタイルを引っかけていくので施工時間が短く美しい仕上がりを実現出来るので多くの住宅メーカーで採用されている工法です。

タイル外壁はメンテナンスの面からだけではなく重厚感のある外観に出来るので大きな魅力が有りますね。

一般的に住宅メーカーでタイル外壁にする場合はオプションでプラス150万円~300万円程と言われています。

タマホームの大安心の家プレミアムは実際の平均坪単価が約55万円と高めの設定です。

その上タイル外壁がオプションとなるとお得なイメージの強いタマホームで建てる意味があるのかと少し疑問が湧いてきます。

今後プレミアムの標準外壁にタイル外壁を加えてくれればお得感が維持出来るのになと期待しています。

人気の凹凸バイカラー外壁はオプションです。

タマホームの標準仕様の外壁は大安心の家の場合は16㎜厚の窯業系サディングです。

この厚みのサイディングは他の住宅メーカーでも多く採用されている定番の物です。

これはこれでデザインが豊富なので良いのですが少し物足らないと感じる方も居らっしゃいますよね。

建材メーカーのカタログを見ると18㎜厚や21㎜厚の物まで登場しています。

こちらはケイミューの「レジェール」21㎜厚。

ケイミューの次世代外壁パネル「レジェール」

https://www.kmew.co.jp/shouhin/siding/legerair/lineup.html

造形的に彫りが深く本物のタイルや石の外壁にしか見えない重厚感のある商品。

光触媒+防藻機能が付いた高機能の外壁パネルです。

(※この商品がタマホームで採用出来るかは不明です。)

タマホームではたまにキャンペーンで18㎜厚の物にグレードアップ出来る企画もあるようです。

外壁オプションとしてよくあげられるのがシーリングを高耐久の物にする事。

あとは継ぎ目が分からない四方じゃくり仕様の物にする事ですね。

新築時には継ぎ目が気にならなくてもシーリングの劣化と共に目立ってしまうのでその対策としてグレードアップされる方が多いようです。

雨で汚れが落ちる親水コートの物が標準仕様ですが光触媒で汚れ自体を分解するタイプの物にグレードアップされる方も多いですね。

外壁自体のグレードアップもそうですが屋根の形状により壁の面積が増減するのでその分オプションで料金を支払う方もいらっしゃいました。

例えば近年の家の形で流行中の切妻屋根や片流れ等の場合です。

あとは2色使いの外壁にしたい場合ですね。

のっぺりとした印象にならない様壁に敢えて壁面に凹凸をつけ貼り分けする事が有ります。

出っ張り部分が発生し壁の面積が増えるのでその分オプションになるようです。

こちらは大安心の家 参考プランの外観イメージ。

タマホーム 大安心の家 外観実例

http://www.tamahome.jp/products/lineup/daianshin/daianshin/

出っ張りを境にきれいに2色の外壁が貼り分けられています。

この様に外壁のオプション一つとってもケースバイケースで料金が発生します。

予算とのバランスを見ながら理想の外観イメージに近付ける様にデザインしたいですね。

外壁メンテナンスのコストは10年で100万円超えの可能性もある

外壁のメンテナンスは家を建てたら必ず直面する問題です。

タマホームで建てた場合築後10年毎に有償メンテナンスの時期がやってきます。

有償メンテナンスの内容は家の状態にもよりますが外壁・屋根等の塗装や防蟻処理が中心になると思います。

特に窯業系サイディングの場合は太陽光・風雨の当たる部分は色褪せ・藻・雨ダレ等で美観を損ねます。

継ぎ目部分のシーリング(コーキング)も黒ずんだり痩せてしまったりと劣化が目立ってきます。

そこで塗装とコーキングの打ち直しのメンテナンスをするわけですがこれが結構高額なんですよね。

塗装メンテナンス(コーキング込み)の相場は延べ床30坪の家の場合、60万円~120万円程。

なぜこれほど価格の開きがあるかと言うと塗料の種類によっても家の形状でも価格が全然違うからです。

塗料は代表的な物で3種類程あります。

  • フッ素系塗料:1㎡/3500円~4500円
  • シリコン系塗料:1㎡/2500円~3500円
  • ウレタン系塗料:1㎡/1800円~2000円

先日知り合いの工務店さんに我が家の外壁(モルタル塗り壁+サイディング)を塗り直すならいくら位かかるのか聞いてみました。

我が家の場合は足場を組まずに出来る形状なので外壁だけなら一番安くて50万円、高くて100万円程という回答でした。

一般的に10年に1度のペースで100万円前後の費用を掛けるとなると30年で300万円程の出費です。

新築時に外壁をメンテナンス回数の少ないグレードの高い物にするか、それともこまめにメンテナンスしていくか悩むところですね。

タマホームでも人気!ニチハの外壁材はデザイン力に定評あり

窯業系サイディングは比較的安価な事に加え軽量でデザインが豊富な外壁材です。

ニチハの外壁材は機能性・デザイン性に優れている事から現在日本で建てられる住宅で幅広く採用されています。

特にプレミアムシリーズは業界初の被膜の変色・褪色30年保証を掲げており自社製品の品質の高さに自信を示しています。

(※プラチナコート30とプラチナシールかシーリングレスの物を使用の場合。)

他のシリーズもカラー・デザイン・機能性が豊富で外壁選びに迷ってしまう程です。

ご参考までに2018年の窯業系サイディング人気ランキングでは1位に濃いブラウン系・2位にホワイト系・3位はブラック系となりました。

この3色はクール・ナチュラル・和モダン等どのテイストの家にも合うカラーなので多色遣いでも単色でも間違いないなと言う印象です。

ただ注意したいのはこの3色はそれぞれ汚れが目立つ色なんですよね。

2位のホワイト系はサッシの縁などから垂れる雨だれの黒い筋がとても目立ちます。

1位と3位の濃いめのカラーは雨だれや苔等の黒っぽい汚れは大丈夫ですが白っぽい汚れは目立ってしまいます。

私の知り合いのお宅もカッコイイ黒色の外壁なのですが奥様が「鳥のフンがめちゃくちゃ目立つ」と嘆いていらっしゃるのを思い出しました。

ニチハの物ですと全ての製品に汚れが付いても落ちやすいと言う加工が施されています。

ですがずぼらな私としましては最初から汚れが目立たないカラーを選びたいなと考えています。

汚れの目立たない色と言うとグレージュやアッシュカラー等の中間色でしょうか。

こちらは自然でラスティックな木目と色調が人気のモベルウッド・モベルグレージュ。

ニチハの外壁材 モベルウッド

ニチハの外壁材 モベルウッド・モベルグレージュ

https://www.nichiha.co.jp/wallsearch/pattern/ids:404

こちらはシーリングや継ぎ目が目立ちにくい柄で人気のポメロストーン調V・エアルMGアッシュグレー。

ニチハの外壁 ポメロストーン調V

ニチハの外壁材 ポメロストーン調VエアルMGアッシュグレー

https://www.nichiha.co.jp/wallsearch/pattern/ポメロストーン調V

ニチハの外壁材は絶妙なカラーリングとデザインが豊富に取り揃えられています。

ご自分の家の外観イメージに合うお気に入りのカラーの物がきっと見つかると思います。

憧れのレンガ外壁は高くつく。タマホームなら「レンガ調」が手堅い

イギリスのコテージハウス・横浜の赤レンガ倉庫・東京駅等クラシックなイメージのレンガ造りの建物って本当に素敵ですよね。

横浜赤レンガ倉庫

https://machiphoto.net/横浜赤レンガ倉庫/

本物のレンガの家はタイル外壁同様、塗装のメンテナンスが不要な事が利点ですしその上年を経る毎に味わいを増す所も最高です。

でも本物のレンガを積み外壁として使っている住宅ってなかなか見掛けないと思いませんか?

日本の大手住宅メーカーではあまり手掛けていないイメージですし建築費も高そうです。

因みにレンガ積みの家を得意とする住宅メーカーの坪単価の目安は安くて65万円~。

高いメーカーですと80万円~100万円と言われているのでお金持ちの豪邸の価格帯ですね。

タマホームでレンガ積みの家を建てたいと思ってもオプションがかさみとてつもなく高額になってしまうのは明らかです。

その為窯業系サイディングでレンガ調の外壁にするか、タイル外壁でレンガ風のカラーにするかの2択だと思います。

こちらはニチハのシェードブリック調 プレミアム コットMGマロン。

ニチハの外壁材 シェードブリック調 プレミアム

ニチハの外壁材 ELG321N コットMGマロン30

https://www.nichiha.co.jp/wallsearch/pattern/ids:480

こちらはリクシルのベルパーチ テッセラ[ブリックタイプ] 。

LIXILの外壁材 ベルパーチ テッセラ[ブリックタイプ]

https://www.biz-lixil.com/products/tile/search/item.php?seriesid=393&_ga=2.257237195.1904320223.1558235872-1906718933.1545042569

この様な感じの外壁材でレンガ造り風の家を実現できるので候補に入れてみても良いですね。

上記でご紹介した外壁材はグレードの高い物なのでどれ位の追加料金が掛かるのかちょっと怖いですが打診してみる価値は有りそうです。

大安心の家PREMIUMは外壁の塗膜保証が15年!

タマホームの外壁はシリーズによって塗り壁やオプションでタイル外壁にも出来ます。

個人的には予算が許せばやはりタイル外壁が一番良いなと感じます。

築40年の我が家の外壁は昭和の名残のモルタル塗り壁で10年程前に塗り替えをしました。

ですが既に細かなヒビが入り始めているのでまた塗り替えが必要かと思うと本当に頭が痛いです。

今のところタマホームの外壁は窯業系サイディングが主流なのでその保証について調べてみました。

一般的に窯業系サイディングの塗装メンテナンスの期間は約7年~10年と言われています。

(※期間は家が建っている場所の気候や環境にもよります。)

窯業系サイディング自体に付いている保証はメーカーや商品によって10年保証であったり15年であったりとまちまち。

ケイミューの光セラシリーズはサイディング単品に対して10年の色保証が付いています。

合わせてスーパ―KMEWシール等の純正品を使用する事を条件に15年保証になるんだそう。

ニチハのプレミアムシリーズですと褪色と変色に対し30年の保証が付いていますがプラチナシールをセットで使う事が条件です。

因みに大安心の家プレミアムの標準仕様の窯業系サイディングはシーリングレスサイディングで塗膜の15年保証が付いています。

タマホーム 大安心の家PREMIUM 窯業系シーリングレスサイディング 

http://www.tamahome.jp/products/lineup/daianshin_premium/daianshin_premium/exterior.html

外壁が15年~30年色褪せしないなら塗装メンテナンスの間隔が長くて済むので費用を抑える事が出来ます。

新築時にお金はかかりますがちょっと奮発してグレードの高い外壁材を選択する事をおすすめします。

【まとめ】外壁材は思いきって奮発したほうが後々ラクになる

外壁に注目してご近所を歩いていると新築の家は大抵窯業系サイディングが貼られています。

木目・タイル・塗り壁・レンガ等々質感やデザインが豊富でとても進化しているんだなと感じます。

最近の人気は木目調で濃い色目のサイディング貼りか真っ白いタイル調ですね。

外観はモダンでスタイリッシュな物が多くシンプルで良いなと思います。

その反面和風の家の外観の重厚さと上品な魅力に大いに惹かれます。

もしも家を建てるならスッキリとした現代日本家屋が良いなと思っています。

タマホームの和美彩の落ち着いた外観は塗り壁といぶし銀の瓦屋根がマッチしていて本当に素敵。

タマホーム 和美彩の外観

http://www.tamahome.jp/products/lineup/daianshin/wabisai/

和美彩のサイトに高耐久の塗り壁と説明が有りましたが実際の所はどうなんでしょうね。

私の実体験からすると塗りの外壁は雨が直接当たる場所は必ず汚れが付いて目立ちますし劣化も早いです。

だからと言って塗装メンテナンスの要らないタイルやレンガを貼ってしまえばたちまち洋風な外観になってしまいます。

これでは和美彩で建てる意味が無いなと妄想ながらなんとも悩ましい気持ちになりました。

好みの外観に合致し、なおかつ耐久性のある外壁材を選ぶ事は本当に難しいなと感じます。