桧家住宅で住宅ローンを組む:フォロー体制はイマイチ。施主も勉強が必要!

住宅ローンについての主導権を握るのは施主

SUUMO 桧家住宅の事例 深阪4(泉ケ丘駅) 3080万円

https://suumo.jp/ikkodate/__JJ_JJ010FJ100_arz1060z2bsz1020z2ncz191829005.html?suit=nsuusbsp20121129001

家は人生で一番高い買い物です。

家を建てるにあたり一番の気がかりはお金の事ではないでしょうか。

一般的に家は一括購入するのではなく住宅ローンを組むことが殆どです。

桧家住宅の家は平均坪単価が40万円~60万円です。

平均的な家の延べ床面積が30坪~40坪、建築費だけで1200万~2400万円程掛かります。

諸経費約500万円程をプラスしたら総額にすると3000万円近くのお金が必要です。

新たに土地を購入する場合はこの額に更に資金が要りますね。

桧家住宅では特に住宅ローン等のお金の相談ができるサービスは行っていないようです。

数年前に桧家住宅で新築された方のブログには住宅ローンに関するトラブルが報告されていました。

桧家住宅の加盟店から紹介された銀行で住宅ローンと諸費用ローンを申請。

無事審査を通過し引き渡し日に融資してもらえると約束したのに(営業さん経由で)。

結局その約束は不可能→再審査になると銀行から通達が来るトラブルが。

その際、営業さんや支店長さんは割と協力的だったが長時間話し合っても埒が明かず全く解決できなくて困ったと書かれています。

これはFCが多い住宅メーカーによくあるトラブルのようです。

施主と銀行の間に住宅メーカーの営業さんが入る事で伝言ゲームになってしまいます。

肝心な施主と銀行、双方の意思の疎通が図りにくい事があります。

「言った」「言わない」の水掛け論で何時間も費やすのは本当に大変だと感じました。

お金の事なのでうやむやにもできないのでやはり施主がしっかりと主導権を握らないといけない様です。

お金の問題は自己責任

そもそも住宅ローンは家が完成し、施主に引き渡されてからでないと融資が実行されないという物です。

しかし住宅メーカーに建築費等を支払わないと工事が進んでいきません。

仮住まいする方は引っ越し費用や家賃も必要です。

そのような問題を解決する為につなぎ融資を受けます。

一般的に住宅ローンよりも金利が高いと言うのが特徴です。

桧家住宅では残念ながら住宅ローンはじめ、つなぎ融資に関しても特別なフォローが有る訳では無いようです。

あくまでも施主がイニシアチブを取らないと後々問題が出てきてしまいます。

数年前に新築された方は立て続けにつなぎ融資と住宅ローンの第1回目の返済期日が設定されていました。

営業さんにつなぎ融資の返済期日を延長したいと再三確認するも何故かスルー。

返済期日が近付いた頃にもう一度確認したら「延長できますよ」の一言。

初めて聞いたかのような営業さんの反応に愕然としたとブログで報告されています。

結局ギリギリでつなぎ融資の返済日を延長し事なきを得たそうです。

この問題はどこの住宅メーカーでも同様に発生する事です。

お金に関する問題で営業さんの「大丈夫」とか「任せてください」は腹六分位に聞いておいた方が良いですね。

大事なお金の事ですから面倒でも、分からなくても自分でやらなくては恐ろしい目に遭いそうです。

桧家住宅で新築される方の多くは若い世代です。

大きな借金をするのも初めて、家造りも初めての方がほとんどです。

住宅メーカー側はお金の相談窓口や勉強会の機会を作りフォローできる体制を作ってほしいなと感じます。

フラット35s金利Aプランが適用できます。

桧家住宅の家は長期優良住宅です。

長期優良住宅ってよく聞くキーワードですね。

いまいちメリットが分からなかったので調べてみました。

長期優良住宅とは:耐震・劣化対策・維持管理対策・省エネルギー対策等の認定基準に合致した住宅の事。

住宅ローンでおなじみの物と言えば全期間固定金利型のフラット35です。

フラット35S

https://www.flat35.com/loan/flat35s/

フラット35s金利Aプランは金利が一定期間(10年間)引き下げられているタイプでフラット35よりもお得です。

長期優良住宅はこのフラット35s金利Aプランの適用対象です。

現在の金利で試算してみます。

3000万円を借り入れ・35年返済・元利均等返済・ボーナス返済無し・金利1.310%

フラット35の場合

毎月の返済額:9万円

返済総額:3742万円です。

フラット35s金利Aタイプの場合

毎月の返済額:当初10年間(1.06%)8.6万円

11年目~35年目(1.31%)8.9万円

返済総額:3670万円です。

その差額は毎月の返済額にすると1000円~4000円程安いだけですが総額にすると72万円と結構な額になります。

出来るだけお得なローンでマイホームの夢を叶えたいものですね。

※フラット35の融資を受けるには住宅金融支援機構の定める技術基準に適合しているか検査を受け「適合証明書」を発行してもらう必要が有ります。

 住宅ローン審査の基準や日数は銀行によってまちまち

住宅ローンは誰にでもお金を貸してくれる物ではありません。

住宅ローンには事前審査と本審査が有ります。

事前審査は物件の金額や借入する人の職業や収入・勤務先を審査ししっかり返済できる能力が有るかをチェックします。

事前審査通過後に受けるのが本審査です。

事前審査の期間は一般的に3日~1週間。

本審査は2週間~3週間と言われています。

実際に桧家住宅で新築された方のブログでも借入する銀行によって随分かかる日数が違うと書かれていました。

ある銀行は事前審査に慎重なのか2週間も掛かり、ある銀行では3日でOKが出てビビったと仰っています。

他の方は車のローンがまだ完済していなかったのが影響し3週間経って銀行から借入額の減額を提案されたんだとか。

皆さん事前審査に通過するまでハラハラドキドキの時間を過ごされるようです。

事前審査の基準は金融機関ごとにまちまちなので相性も有ります。

3週間も待つとモチベーションも下がりますし出来るだけスムーズにいきたいですね。

専門家のお話によると審査期間を短くするためには提出資料が多い事で、審査の材料が増えるので期間を短縮できるとの事。

もう一つのコツは銀行など金融機関の担当者にマメに連絡を取り後回しにされないようにする事だそうです。

これらのコツはシンプルな事ですが他人任せにしないと言うところが大きなポイントかなと感じました。

【まとめ】専用の相談窓口はナシ。人任せにしないことが大事!

家造りに欠かせない住宅ローン。

桧家住宅で新築された方の情報によると住宅ローンの桧家住宅からのフォローはあまり期待できない様です。

住宅ローンやつなぎ融資の事でトラブルが有っても営業さんは頼りにならないとも。

住宅メーカーの営業は契約するまでは親身だけど契約したらほったらかしなんて辛口のコメントを目にします。

桧家住宅に限らず住宅メーカーは家を売ってなんぼ・契約が取れてなんぼの世界です。

契約後も親身になってくれる担当者が付いてくれたらラッキー位に思っておいた方が良いです。

大きな金額を借り入れするのに全くお金の知識がないまま挑むのは無謀です。

家造りをスタートする前に自分でお金の事を学ばなければいけないんだと感じます。

まずは金融機関の住宅ローン相談会・無料でファイナンシャルプランナーに相談できるサービス等を利用する事が大切です。

収入と支出のバランスやお金についての客観的なアドバイスも受けられるのでおすすめです。

因みに大手不動産サイトのスーモでも無料でFPさんに相談できるサービスが有ります。

※要予約・電話やネットから簡単に予約できます。

桧家住宅は住宅ローンやつなぎ融資に特化した相談窓口は無くフォロー体制も加盟店によると思っておきましょう。

住宅ローンは人任せにせず自分で勉強し手続きする事が一番大事だと感じました。