アキュラホームの断熱:わずかな仕様変更でZEHもOK!光熱費も大幅カット

断熱性はごくスタンダード。寒冷地でなければ寒くない

アキュラホーム 太陽光発電の家

http://www.aqura.co.jp/product/hyuga/

家づくりを始めるとインテリアやキッチンなどの設備に加えて目に見えない部分の「断熱」も気になってきますね。

ある専門家の方のブログでアキュラホームの断熱について評価されていました。

アキュラホームの断熱性能は極ごく「普通」だそうです。

高密度のグラスウールが壁に105㎜・床に80㎜・天井に155㎜と入っているので寒冷地でなければそこそこ寒さは感じないだろうという事でした。

アキュラホームの断熱性能

http://www.aqura.co.jp/about/technology/tech_08.html

ただ断熱の視点からすると窓枠の樹脂+アルミが気になるとのこと。

確かに窓から一番熱が逃げていきますものね。

我が家の場合ですとリフォーム時に腰高の窓から吐き出し窓に変更した際安価な輸入ペアガラスサッシにしました。

当時はペアガラスのサッシに相当な憧れが有りましたので大工さんが資材屋さんで見つけてくれた時には大喜びで設置することを決めました。

しかし枠がアルミだった為外の寒さが伝わって窓周りがとても寒いんですよ。

お値段は高いけれどやはり樹脂サッシか木枠のペアガラスサッシが良いのかな?と感じています。

高密度のグラスウールを採用。仕上がりは職人の”腕”次第?

家の快適性を左右する断熱材ですがアキュラホームは何を使っているのでしょうか?

アキュラホームでは高密度のグラスウールを使っているようです。

グラスウールは様々なメーカーでも採用されているとてもポピュラーな断熱材です。

グラスウールの断熱材は湿気に弱くカビやすいというウィークポイントが有ります。

アキュラホームで採用されている物はしっかりパッキングされているのでその点は大丈夫そうです。

専門家の方も100㎜の厚さなら「まぁ大丈夫」と仰っていました。

パッキングされている断熱材の施工はDIYでもできる程簡単に見えますが結構熟練の技術が居るようなんですね。

こういうタイプの断熱材は簡単に施工できるが故職人さんの腕が良ければしっかり断熱性能を発揮できる。

しかし施工がいい加減だとせっかく断熱材を入れても暖かさを感じないんですって。

やはり建築途中で毎日大工さんに差し入れしつつ仕上がりを確認したが良いかもしれません。

大切な家ですから丸投げせずに職人さんたちとコミュニケーションを取って良い家が出来ると良いですよね。

Q値を公表して欲しい!

アキュラホームの断熱性能についていろいろ言われているようなので、口コミを少し調べてみました。

  • 「極一般的で普通」
  • 「高気密高断熱の家と言うわりに公式HPで断熱性能を表すQ値(熱損失係数)等の記載が無くなっている」

これらの意見を見るとアキュラホームの断熱性能はお値段以上でも以下でもないごく普通の断熱性能の家という事かな?と思いました。

高気密・高断熱を望むならやはり高気密・高断熱に拘った住宅メーカーや断熱性能に詳しい建築士に家づくりを依頼した方が良いのかもしれません。

安くて良い家を建てたいけれどあれもこれもと盛り込みすぎると期待外れな結果になりかねませんね。

データ上の値に拘り過ぎずご自分が暮らす地域でどの程度の快適さが必要かも知っておくことが重要だと思います。

例えば温暖な地域に寒冷地仕様のハイスペックな家を建てる事が果たして良いのかも今一度考える必要があるのでは?と感じました。

断熱・省エネ・創エネの基準を満たす、「ZEHの家」

アキュラホームには「ZEHの家」なるプランが有りますね。

アキュラホーム ZEHの家

http://www.aqura.co.jp/product/zeh/plan.html

ZEH(ゼッチ)とは簡単に言うとゼロエネルギー住宅という事らしいです。

家の断熱性・気密性・設備の質を高めてなるべく少ないエネルギーで暮らす。

なおかつ太陽光発電などを駆使して消費エネルギーをゼロどころかマイナスにするという住宅です。

実際に(アキュラホームではありませんが)ZEHを目指し家を建築された方のブログを拝見しました。

近未来的な最新の設備と家電がずらりと搭載された凄いお宅でした。

その方が仰るにはZEHの基準はとても厳しく特に窓のサイズが決まった大きさ以上だと基準にハマらず全然ダメなんだそうです。

なので大きな吐き出し窓や枚スライド式の玄関ドアは諦めたと書かれています。

北側の窓はごく小さな明り取り程度のものを付ける等様々な場所でエネルギーを無駄にしない工夫をされていました。

アキュラホームの公式HPではこの「ZEHの家」の気密性を示すC値が記載されていませんでした。

しかし、「わずかなアイテム変更・追加だけでZEHに対応できます」と公式サイトに記載されていますので、もともと(標準)の断熱性・気密性にも自信を持っていることが伺えます。

いざ、モデルハウス見学へ!夏の暑さを体験。

残念ながらネット上で夏の快適度を示すような評判や口コミが存在しませんでした。

こうなると一番分かりやすいのはやはり自分で体感してみる事ですね。

宿泊体験のサービスが有れば良いですがアキュラホームにはそれが無さそうなので気になる季節にモデルハウスに乗り込むのが良いですね。

真夏の一番熱い時期・時間帯にモデルハウスを見学するのがお勧めです。

以前高気密・高断熱を打ち出しているある住宅メーカーのモデルハウスに真夏のお昼過ぎに涼みに行った事が有りました。

そこのエアコンの温度が28℃設定だったので正直な所、感動するほど涼しくはなかったです。

それでも寒すぎず暑すぎない不思議な快適さを覚えました。

いつでもどこでも室内の温度が一定に保たれている感じでした。

例えるなら病室や老人ホームの施設内の温度でしょうか。

省エネ目線ならこの28℃設定が現実的な温度なんでしょうね。

アキュラホームのモデルハウスを訪問した際にエアコンの設定温度も合わせてチェックしてみると良いかもしれません。

ご自分の普段の生活に照らし合わせてシュミレーションしやすくなると思います。

冬は寒いって本当?その理由を検証する方法

アキュラホームの家・冬の評判を少し調べてみました。

  • 冬場は室内の温度がなかなか上がらない。
  • 廊下が極寒。
  • 2月時点の2階の日当たりの良い部屋で室温が8℃。
  • 暖房をつけても寒い

全体的に「寒い」と感じている方が多いようで、掲示板上でも「手抜きで断熱材が施工されていない場所が有るかも」等色んな憶測が飛び交っています。

アキュラホームで新築する際に必ず第三者機関を入れたほうが良いと仰る方が多数でした。

第三者機関とはハウスメーカーの関係者でない立場の建築の専門家が所属する機関です。

建築途中で検査・調査をして施工方法・工事に欠陥や手抜きが無いか見てくれるというサービスらしいです。

費用は建築中検査を6回+完成後に1回のプランで大体平均で30万円程です。

30万円と言うとなかなかの額ですが欠陥や手抜き工事をされて後々直すよりもはるかに有意義だと感じました。

これはアキュラホームに限らず他のメーカーで新築する際にも必要な事ですね。

私も自宅を新築する暁にはぜひ第三者機関を利用させて頂きたいなと思いました。

「太陽光発電の家」は光熱費を2000円/月未満に節約できる!

アキュラホーム公式HPの実例の中に光熱費を公開されているお宅が有りました。

「太陽光発電の家」を建てられたオール電化のお宅です。

アキュラホーム 「年間光熱費2万円。太陽光発電オール電化の家」

http://www.aqura.co.jp/usersvoice/price/price_2/detail/file021/

年間平均の使用電気料金は7,988円-売電6,173円=1,816円(1か月の電気代)

という事でした。

1年間の電気代は 1,816円×12か月=21,792円です。

ネット上では賛否両論あるアキュラホームの家ですがこれが事実なら凄い事です。

断熱性能がきちんと発揮されていればこんな感じで光熱費が激徳なお宅になるんでしょうね。

我が家は一応オール電化ですがNO太陽光発電で築40年の木造住宅です。

気密性なんて一切ない・リフォームした場所だけ断熱材が入っているというスカスカの家です。

電気代が大体12000円/月程で冬場になるとファンヒーターに使う灯油代が加算されます。

光熱費を考えると太陽光搭載のオール電化の家って素直に良いなぁと感じます。

【まとめ】標準プラスアルファでもっと暑さ・寒さに強い家に。

このように、アキュラホームの断熱性は仕様や商品によって差があるようです。

押さえておきたいポイントをまとめます。

  • 断熱材は高密度のグラスウールを使っている
  • 標準仕様の断熱性はごくごくスタンダード
  • 「ZEHの家」は、ちょっとした仕様変更でZEHの認定を受けられる
  • 「太陽光発電の家」なら光熱費を大幅に削減できる
  • 断熱材の施工不良がないか確かめるには第三者機関のチェックを受けるのがオススメ

リアルなところはやはり実際に身体で確かめてみるのが一番。

机上の空論で納得せず、一度はモデルハウスに足を運んでその断熱性能を実体験してみることをオススメします。