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値引きはナシ。無理な交渉は品質に関わるかも?
※キャンペーンは期間限定です。
残念ながら答えは「NO」です。
アイダ設計で値引き交渉をして成功する事はまず不可能だと思っておいた方が良いですね。
一般的にローコスト住宅と言われる商品を扱うメーカーは値引き交渉には積極的ではないと言われています。
そしてアイダ設計の価格設定はローコストを謳っている住宅メーカーの中でもお安いのです。
このお手頃価格を実現出来ているのはひとえにコストカットを敢行し並々ならぬ企業努力をした賜物です。
無理を承知で値引き交渉にチャレンジしてもキッチンやトイレ等の設備のグレードを下げたりして価格調整をする事になるでしょうね。
はたして設備のグレードダウンをして施主が満足出来るかと言うとそうではないと思います。
私の勝手な推察ですが施主があまりに激しく値引きを要求すると柱や断熱材等見えない所でケチられてしまうのでは?と一抹の不安もよぎります。
それではまともな家が出来るとは思えませんし施主も住宅メーカーもお互いにギクシャクしてしまいますね。
予算が限られている場合はもっとお安い住宅メーカーを探すか或いは建売や中古物件を購入した方がよっぽど精神衛生上良いと思います。
各住宅メーカーの価格設定をきちんと見極め交渉する事が大事だと感じています。
一方で、アイダ設計では契約者にオトクなキャンペーンなども開催していますので、値引きというよりはこのようなキャンペーンをうまく利用してコストダウンするのが賢い契約方法ですね。
ローコスト住宅としては標準的な坪単価
坪単価とは、家の本体価格を延べ床面積で割って出した1坪(畳2枚分)の価格の事です。
坪単価は家を建てる時の建築費の目安として扱われる事が多い表示です。
住宅メーカーが広告等で表示する坪単価はお安く見える様に工夫してある事が殆どです。
例えば4LDK 28坪・888万円(本体価格)の家の坪単価を単純計算してみます。
888万円÷28坪=31.7万円です。
坪単価約32万円とビックリ価格となりました。
一般的にはローコスト住宅と言われる住宅メーカーの平均的な坪単価は45万円~と言われています。
1坪あたり32万円と言うとぶっちぎりのお安さですね。
しかし、この坪単価は住める状態の家の価格から計算した物ではありません。
本体価格に付帯工事費・諸費用400万円を合わせ再度計算してみましょう。
- 888万円+400万円=1288万円。
- 1288万円÷28坪=46万円。
したがって坪単価は46万円となりました。
アイダ設計の坪単価はローコスト住宅の平均的な坪単価とほぼ同じ位です。
個人的には割と良心的な価格だと感じました。
この坪単価はオプションの有無等でも変動しますのであくまで目安です。
間取りの自由度や構造、標準設備等を見て他の住宅メーカーと比較検討すると良いですよね。
価格の安さだけで決めてしまうと折角の家造りが苦痛になってしまう恐れもあります。
何よりこれから一緒に家を造るパートナーである営業さん・職人さんとの相性を見る事が一番大切だと思います。
総額は1000万円~1500万円台。無理のない価格設定
家造りを始めると「坪単価」や「総額」等のキーワードをよく耳にしますよね。
総額を分かりやすく表すと下記のようになります。
「総額」= 家の本体価格+付帯工事費+諸費用
注文住宅ってある意味底なし沼のようにどれ位お金がかかるのか分かり辛いのが個人的には怖いなと思っています。
人の欲望は果てしないですからね。
「あれも付けたい」「これも欲しい」なんて欲望のままにオプションを付けるとあっという間に予算オーバーになってしまいます。
でも全て我慢して標準仕様の設備で揃えても注文住宅を建てる甲斐が無いようにも思えます。
どうしたら予算内で満足の行く家を作ることが出来るのか?
専門家の情報によりますと家の本体価格は総額の75%~80%となるように考えると良いそうです。
総額2500万円の予算と仮定して建築費に充てられる額を割り出してみます。
- 2500万円×75%(0.75)=1875万円。
- 2500万円×80%(0.8)=2000万円。
建築費の目安:1875万円~2000万円となりました。
アイダ設計の公式HPの情報では人気商品ブラーボスタンダードで契約した方の8割が1000万円台で建築しています。
その中でも最多価格は1000万円~1500万円台と記載されていました。
アイダ設計なら無理なく希望の家を建てられそうで期待が高まりますね。
標準装備が充実したイマドキ間取りの3LDK。2000万円はオトク!
3LDKと言うと3人家族から2人暮らし用の間取りの家です。
ごく普通の間取りで大体30坪前後~35坪位の大きさになると思います。
こちらはアイダ設計のプラン集に掲載されている約30坪の2階建ての間取りです。
3LDK 29.7坪 家族が自然と集まる解放感のある吹き抜けリビングプラン
出典:アイダ設計 公式サイト 2階建て間取プラン集 3LDK 29.7坪 家族が自然と集まる解放感のある吹き抜けリビングプラン
シンプルな間取りですがリビングの吹き抜けが気持ち良さそうです。
上記のプランで本体価格を計算してみます。
人気のブラーボスタンダード(坪単価45万円前後)で建てた場合:45万円×29.7坪=1336.5万円。
本体価格は1337万円となりました。
スタンダードよりもワンランク上のコンフォート(坪単価約55万円)でも計算してみます。
- 55万円×29.7坪=1633.5万円。
- 本体価格は1634万円。
2つのグレードを比較すると約300万円程差が出来ました。
個人的にはコンフォートの方が標準設備等の評判が良いので出来ればコンフォートで建てたいですね。
こちらはアイダ設計ではありませんが平屋の3LDKの家の間取りです。
今時のランドリールームやパントリー・シューズクロークまで備えています。
平屋は2階建てと比べると坪単価が高くなります。
まずは延べ床面積:19坪・込々で1100万円とアイダ設計の広告で出ていた価格から坪単価を割り出します。
1100万円÷19坪=57.89万円で、1坪あたり約58万円となりました。
この価格をあてはめて上記の間取りの家を建てた場合の価格を計算します。
58万円×37坪=2030万円。
因みに一般的な坪単価の相場は大体70万円前後と言われています。
イマドキ間取りの平屋が2000万円ちょっとで手に入るのでアイダ設計の家ってやはりお安いなと感じました。
ファミリーに人気の4LDKは2000万円前後が相場
4LDKは現在建てられている住宅の中でもファミリーに人気の高い間取りではないでしょうか。
政府の統計調査では新築される家の全国平均の大きさは約40坪前後なんだそう。
40坪の家と言うと各個室の広さをある程度広げる事も出来ますし適度なゆとりを感じる広さです。
アイダ設計のプラン集にも4LDKで40坪前後の2階建ての間取り68個中9個も提案されており人気の高さを感じます。
早速アイダ設計のプラン集に掲載されていた4LDKで40坪の家の価格を割り出してみました。
4LDK 40.3坪 しっかり収納機能でゆとりとくつろぎを堪能する家
出典:アイダ設計 公式サイト 2階建て間取プラン集 4LDK 40.3坪 しっかり収納機能でゆとりとくつろぎを堪能する家
家の大きさが40坪ともなるとパントリーやシューズクローク等収納をしっかり確保出来るのが良いです。
この家をブラーボスタンダード(坪45万円前後)で建築した場合の価格を単純計算します。
45万円×40.3坪=1813.5万円。
本体価格は約1814万円となりました。
ブラーボコンフォート(坪単価55万円前後)でも計算してみます。
55万円×40.3坪=2216.5万円で、本体価格は約2217万円です。
アイダ設計ですとファミリーに丁度良い大きさの家が2000万円前後で建てられますね。
新たに土地を取得する場合でもあまり無理をせずに住宅ローンを組む事が出来そうだと感じました。
二世帯同居にオススメの5LDK。坪数はやっぱり40坪前後がちょうど良い
5LDKの家はお子さんが3人~4人+夫婦とか親御さんとの同居をする等大人数の家族向けの間取りです。
部屋数が多い分、ある程度広い敷地を確保しなければいけないですね。
その上あまりに大きな家は近年売却し辛いと言われています。
どの位の延べ床面積の家が理想的なのかを素人なりに考えてみました。
政府の調査では人が暮らす為の最低限の広さの水準は1人あたり25㎡(約7.6坪・畳15.2枚分)とされています。
因みに快適で豊かな暮らしを実現する理想的な広さ(誘導居住面積水準)は1人あたり40㎡(約12坪・畳24枚分)です。
では誘導居住面積水準を割り出す計算式にあてはめ5人家族の理想的な家の広さを計算します。
- 都市部の場合:20㎡×5人+15㎡=115㎡(34.8坪)
- 郊外の場合:20㎡×5人+25㎡=125㎡(37.8坪)
部屋数が増えたら面積が大きくなくてはいけないという事でもなさそうです。
アイダ設計のプラン集にも5LDKの間取りは多数掲載されて居ます。
プラン集に掲載されていた5LDKの一番小さな間取りがこちらです。
5LDK+ロフト2か所 広さを確保した収納スペースとロフトを利用して居室を広々使えるプラン
出典:アイダ設計 公式サイト 2階建て間取プラン集 5LDK+ロフト2か所 広さを確保した収納スペースとロフトを利用して居室を広々使えるプラン
この間取りで個人的に気になるのは2Fの3帖間ですね。
昔のお屋敷にはこの様な3帖間が玄関や台所の脇に有り住み込みの女中さんが暮らしていました。
しかし現代ではこのサイズの部屋を誰が使用するのかちょっと疑問です。
子供部屋として使うとなると部屋割りの時に揉めそうです。
コンパクトさを追い求めるとこんな風に使い勝手の悪いサイズの部屋が出来てしまうんだと思いました。
5LDK 40.1坪 玄関から直接パントリーへ。たくさんのお買い物もラクラクプラン
出典:アイダ設計 公式サイト 2階建て間取プラン集 5LDK 40.1坪 玄関から直接パントリーへ。たくさんのお買い物もラクラクプラン
やはり5LDKでも40坪前後の広さが一番無理なく過ごせるのではないかと思います。
4LDKで試算したところアイダ設計で40坪の家を建てる場合の価格は2000万円前後です。
5LDKの場合は部屋数が増えた分、間仕切りやドアが増えるのでその場合は少々価格がアップするかもしれません。
その点は見積もりをしっかりと取って確認したいですね。
【まとめ】コストダウンの鍵は「形状」。窓にもこだわって!
一昔前は大きな立派な家に住む事がステータスでしたね。
少子高齢化が進む現在ではそのような価値感は一般的ではないなと感じています。
近年の平均的な住宅の大きさは約40坪前後。
部屋数が多くても40坪あれば狭さを感じる事は少ないようです。
アイダ設計の価格設定は他の住宅メーカーと比べお安く平均的な大きさ約40坪の家が2000万円台で建築可能です。
その為値引きは望めないとお伝えしました。
しかし建築費を少しでも安くしたいとお考えの方も多くいらっしゃいます。
専門家のお話ではコストダウンを図るには家の形状をシンプルにする事が一番との事。
凹凸が無い四角形+総二階建てが一番安上がりなんですって。
個人的に強くお伝えしたいのは窓の大きさ・形状についてです。
スリット窓やフルオープンサッシも素敵ですがごく普通の引き違い窓がおすすめです。
我が家は築40年の家ですが2Fに縦滑り出し窓という洒落た形状の窓が建築当時のまま付けられています。
時代は違いますが形はこんな感じの窓です。
家を購入した時点では網戸が無くリフォームの際に付けて貰う事にしました。
工務店さんに相談すると縦120cm×幅75cmの縦滑り出し窓に付けられる物はアコーディオン網戸という物しかないと言われました。
見積もりでは1か所35000円也。
それが2か所有ったのでとても痛い出費でした。
この網戸、暴れん坊な我が家の猫5匹が隙間から出入りしてしまい最近はあまり役に立っていない気もします。
修理費がバカにならないのでサッシ自体をシンプルな引き違い窓にリフォームした方が良かったかもと今は後悔しています。
この様に少し変わった形の窓はおしゃれに見えますが後々の事を考えるとお勧めしません。
末永く快適に暮らしていくにはシンプルな建材で作った適度な大きさの真四角の家が一番だと実感しています。