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坪単価の目安は52万円/坪
https://www.instagram.com/p/BmGeXYcHy1g/
セシボ零はZEH基準以上を目指した商品でプレスリリースの情報では参考の本体価格は40坪で1659万円(税抜き)。
この価格を基に坪単価を単純計算します。
1659万円÷40坪=41.47万円/坪
坪単価は約41.5万円となりました。
しかしこの坪単価はあくまで家本体の価格で計算した物です。
実際に住めるようになるには追加で費用が掛かります。
登記費用・住宅ローン手数料等の諸費用と屋外の給排水・電気等の付帯工事費400万円をプラスして総額を出してみます。
総額:1659万円+400万円=2059万円
この価格から改めて坪単価を出してみます。
2059万円÷40坪=51.47万円/坪
坪単価は約52万円となりました。
この坪単価はオプションや家の大きさ等で変動するのであくまで目安として考えておいた方が良いですね。
52万円と言うとローコストとはちょっと言えない価格です。
しかしZEH住宅って設備費がかかるのでとても高いいんですよね。
他の大手住宅メーカーのZEH商品ですと安くて70万円~。
高いメーカーでは100万円程になる事もざらです。
そう考えるとアイフルホームのセシボ零の価格設定は良心的で良いなと感じました。
HQP採用で業界トップクラスの断熱性。
アイフルホームのセシボ零の大きな特徴はその断熱性と気密性の高さです。
http://www.eyefulhome.jp/house/technology/kaiteki/dannetsu/index.html
断熱材はHQP(ハイクオリティパネル)を使い家中の天井・壁・床をしっかりと覆います。
HQPとは:構造用面材+高性能断熱材+粘弾性体を1つにした高性能の建材パネルです。
このパネルを使う事により気密性+断熱性+耐震性を発揮します。
施工性に優れている為、職人さんの腕に差が有ったとしても均一な仕上がりになるメリットも有ります。
HQPに使用されている断熱材はフェノールフォーム(ネオマフォーム)です。
断熱材と言うと分厚ければ分厚いほど性能がアップするイメージですよね。
セシボ零のHQPに使われているフェノールフォームの厚さは70㎜と薄型です。
フェノールフォームの断熱性能はグラスウール10k(厚さ175㎜)と同等なんですって。
100㎜以上薄くても断熱性と気密性が取れるトップクラスの素材として注目されています。
主原料のフェノール樹脂は燃えにくく炎が当たっても炭化し有毒ガスが発生しないという非常に安全性の高い素材です。
http://www.eyefulhome.jp/house/technology/kaiteki/dannetsu/index.html
素材自体に吸水性が無いので湿気を呼ぶ事も無く住宅には最適です。
この優秀なフェノールフォームですがただ1点価格が高い事が難点として上げられます。
現在流通しているネオマフォーム(91㎜×1820㎜・厚さ60㎜)の価格は1枚当たり5000円前後。
この様な高性能で高価な断熱材を坪52万円というお手頃価格で施工できるのでがコストパフォーマンスに優れているなと感じました。
LIXILのグループ会社ならではの設備の選定。評判がすこぶる良い!
ZEH基準越えを謳っているセシボ零ですが実際の評判が気になり調べてみました。
- 「高気密・高断熱な家がお手頃価格で建てられて満足。」
- 「アイフルホームで建てるならセシボ零が一番コスパが良いと思う。」
- 「エアコンの効きが持続するので夏は涼しく冬は暖かいのでとても快適。」
とこんな感じでアイフルホーム・セシボ零は実際に見積もりを取られたり新築された方からの評判すこぶる良さそうですよ。
体感として一年中快適に暮らせるというのはとても羨ましいですね。
特に評価が高かったのはサーモスX トリプルガラス・エルスターX トリプルガラス等の高性能のサッシをピンポイントで使用している事です。
サーモスX トリプルガラス(内外Low-E/アルゴンガス入り)
http://www.eyefulhome.jp/house/technology/kaiteki/dannetsu/index.html
エルスターX トリプルガラス(内外Low-E/クリプトンガス入り)
http://www.eyefulhome.jp/house/technology/kaiteki/dannetsu/index.html
家の中でも一番熱損失率が高い吐き出し窓(引き違い窓)をトリプルガラスサッシにしているんです。
熱損失率が比較的少ない他の小さな窓はサーモスⅡ-Hというペアガラスのハイブリッドサッシを使用しているとの事。
このように窓の大きさ・形状によりサッシの種類を細かく選定出来るのはリクシルを母体としているアイフルホームならではだと感じます。
メリハリを付けた設備の選定でコストを抑える企業努力をしているんだなと思いました。
制震も、創エネも。充実した標準装備に脱帽!
セシボ零の標準装備は構造体から創エネ設備まで多岐に渡ります。
構造体の標準装備で私が特に良いなと思ったのは「次世代制震システムEVAS」です。
次世代制震システムEVASとは:防災科学技術研究所・東京大学・清水建設が共同開発した制震技術です。
https://www.eyefulhome.jp/lineup/cesibo2012/point/02/
繰り返し襲ってくる地震から粘りの有る物質で家を守る制震システムなんだそう。
この粘弾性体は家全体を覆うHQP(ハイクオリティパネル)に施されている為バランスよく揺れを吸収する事が出来ます。
制震と言うと制震ダンパー等の器具を取り付ける事を思い浮かべますよね。
ですがこの制震システムは壁等の構造用合板と一体化しているので特別な間取りの制約が要らないのも良いなと感じます。
更にHQPの内側に施されている為、紫外線や外気温による劣化が無いのでメンテナンスフリーです。
なんと110年の耐久性が実証されているんだとか。
そしてZEHには欠かせない創エネ設備といえば太陽光発電システムですね。
セシボ零なら標準装備です。
2017年9月に発表されたプレスリリースの情報では4.8kwが標準で搭載されるとの事。
4.8kwの量だと少ないと感じる方もいらっしゃると思いますが標準で装備されているならこの規模で十分だと感じます。
年々電力の買取価格が値下がりしているので売電収入はあまり期待しない方が良いと思うからです。
もし予算にゆとりが有るなら蓄電池や電気自動車を導入しエネルギーの自給自足を目指しても良いですね。
そこまでしなくても家自体の性能が良いので家電を省エネの最新の物にした方が有効だと感じます。
他にも各家の気密測定を標準で実施している事、第 1 種熱交換換気を採用している事も好感が持てます。
アイフルホームで一番コスパが良いとの誉れの高いセシボ零。
標準装備に注目すると派手さはないものの細部までしっかり気を配って作られているなと感じました。
標準のキッチンはLIXILのアレスタ。使い心地もデザイン性も大満足。
セシボ零の標準仕様のキッチンはリクシルのアレスタです。
https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/alesta/
アレスタと言うとリクシルのシステムキッチンの中ではミドルクラスに位置する商品です。
Wサポートシンク・よごれんフード・ドアポケット等使い勝手を追求した設備が満載のキッチンです。
https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/alesta/
一部情報では他の住宅メーカーですとオプションで付ける事が多い食洗器も標準で付いているとの事。
これは小さなお子さんをお持ちのご家庭には嬉しいですよね。
リクシルのキッチンは今時の流行に沿ったデザインが多く好みに合わせて扉と取っ手のデザインを組み合わせる事も可能です。
アレスタの扉カラーは46色・取っ手デザインは11種類です。
組み合わせるとなんと272パターンから選べます。
因みにアレスタの一番人気はビンテージシリーズのライトグレイン。
ワイルドな木目ですが明るい色調なので塩系・ナチュラル系どちらのインテリアにも馴染みます。
そのような理由からこのカラーが選ばれているのかな?と推察しています。
https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/alesta/case/plan02.htm
アイフルホームはリクシルが母体となっている為、標準設備はほぼリクシルの製品で固められています。
選択肢がリクシル製品のみと言うと自由度が低いと感じる方もいらっしゃるかもしれないなと思いました。
私は優柔不断な人間なのでこれ位選択肢が限られている方が選びやすいと思います。
それにリクシルのキッチンならショールームが近所に沢山有るので気軽に実物を見られる事も利点だと感じますね。
こればかりは個人の拘りや好みによりますので何とも言えませんけれど。
ホーローやステンレスのキッチンに拘りのある方は他の住宅メーカーも視野に入れても良いかもしれません。
グレードの高い大手メーカーの外壁が標準で。
セシボ零の標準仕様の外壁は窯業系サイディングでニチハと旭トステム外装(株)の物から選べるようです。
ニチハは様々な住宅メーカーで採用されている外壁材の有名メーカーです。
旭トステム外装(株)はアイフルホームと同じリクシルが母体の会社です。
公式HPでは高性能外壁としか紹介されておらず詳しい商品名等は分かりません。
ニチハの外壁材は「プラチナコート」で「マイクロガード」機能が付いている商品とのこと。
おそらくモエンエクセラード16・モエンエクセラード18ではないかと推察しています。
https://www.nichiha.co.jp/wallsearch/pattern/ids:351+200
モエンエクセラード16
こちらは キャスティングウッド スモークシルバー。
https://www.nichiha.co.jp/wallsearch/pattern/ids:351+200
プラチナコート+プラチナシールがセシボ零の標準仕様ですので塗膜の変色・褪色15年保証が適用されます。
旭トステム外装の窯業系サイディングもフッ素コート・セルフクリーニング機能付きです。
ニチハの物同様、塗膜の変色・褪色15年保証が適用されるようですね。
アーバンストライプ16P/カーサブルー
https://www.asahitostem.co.jp/product/product.php?hcd=ASP6PKU&id=1446&serid=30
どちらの外壁も他のローコスト系の住宅メーカーですとオプションで採用するようなグレードの物です。
それらが標準で付けられるのはお得感が有りうれしいですね。
とは言え、カタログを見るとやはり30年保証の物が良いなと目移りしてしまいます。
予算にゆとりが有る場合はオプションでグレードアップするかタイル外壁に出来ればなぁと個人的には思ってしまいました。
差額がいくら位になるのかしっかり見積もりを取って確認ですね。
スキップフロアでメリハリのある間取りに。
セシボ零は自由設計なのでこのプラン独特の間取りという物は無いようです。
公式HPにも参考間取りが無いので施主の希望に沿った間取りを作成するというスタンスなのかな?と思いました。
イメージ写真には今流行りのスキップフロアが登場しています。
http://www.eyefulhome.jp/house/lineup/cesibo/zero-kiwami.html
現在スキップフロアの家に住んでいる私としましてはスキップフロアは風通しが良いので夏は過ごしやすい家だと実感しています。
周囲が森に囲まれている事も有りますが真夏でもエアコンいらずで過ごせるのでシニアの身体に優しく最高です。
しかし冬は1Fの暖気が全てスキップフロアを経由して2Fへ逃げてしまうので全く省エネではないんですよね。
ZEHを意識すると大きな吹き抜け・リビング階段・スキップフロア等は実際どうなのかな?と疑問に思います。
高性能な断熱材を使用しているセシボ零は上記の様な間取りも全く問題ないということなのでしょうか。
実際にどれほど暖かさが持続できるのかモデルハウスで体感してみたいなと思いました。
出来るだけ省エネで暮らす事を前提にすると家自体の性能は勿論、風通し・日光の当たり具合を季節に合わせて調節できる工夫が必要だと感じます。
そのような考え方をポイントにおいて間取りを考えたいですね。
アイフルホーム セシボ零 ここがイイ!① )換気システムのお手入れがラクチン
夏は猛暑・冬は極寒という極端な気候に変化しつつある日本では家の中で熱中症やヒートショックに遭い命を落とす方が増え続けています。
それに加え春の花粉やPM2.5等大気の汚染も気になります。
いまや室内の温度・湿度・空気の浄化等を管理する事は健康寿命を延ばすためには必要不可欠な要素となっていますね。
建設予定地が特別寒冷地でない場合、セシボ零の換気システムは「J-ファンロスナイミニ」です。
ダクトが無いタイプの物を各居室に取り付けるそう。
http://www.mitsubishielectric.co.jp/ldg/ja/air/products/ventilationfan/jfan/advantage_02.html
本体サイズが41cm×21.4cmなので設置場所に悩む方もいらっしゃるかもしれません。
見た目は少々存在感が有りますがお手入れ簡単な所が何より良いです。
対して天井付でダクトの有る物は見た目がすっきりとして素敵です。
しかしこの形状ですと素人にはお手入れする(特にダクトの中まで)事は難しいんですよね。
2か月に1度脚立に上がり無理な体勢をとりつつフィルターのお手入れなんて考えただけでも気が重いです。
正直シニアや私の様な中年にはハードルが高いというか身体が付いていかないと思います。
こういった設備の選定にどの年代にも優しい配慮の「キッズデザイン」が生かされているのだなと感じました。
アイフルホーム セシボ零 ここがイイ!② )省令準耐火構造が標準
木造の家の場合、省令準耐火構造にすると火災保険料がとてもお得です。
耐火構造でない木造の家と省令準耐火構造とで火災保険料をシュミレーションしてみました。
※建物2000万円・家財500万円・地震保険無しで計算した場合の金額です。
<耐火構造でない木造(H構造)の保険料>
1年:29790円 5年:131080円 10年:229160円
<省令準耐火構造(T構造)の保険料>
1年:14940円 5年:65740円 10年:116200円
とほぼ半額近くお安くなります。
このシュミレーションは1社のみの結果ですが他の保険会社でもほぼこんな感じの差額になりました。
家を建ててから30年は住むと考えると火災保険料が結構な額になり家計の負担にもなり得ます。
保険料の節約の為にも火事を貰わない・延焼させない為にも木造住宅ならば省令準耐火構造は必須だと感じます。
<省令準耐火構造の家とは?>
- 近隣の家が火事になった際火を貰わない(延焼しない)構造。
- 火災が発生しても一定時間部屋から火が出ない(各室防火)構造。
- 出火原因の部屋から他の部屋へ火を移さない(他室への延焼防止)構造。
省令準耐火構造の家にするにはローコストを謳っている住宅メーカーですと往々にしてオプションです。
例えば坪あたり2万円と追加費用が掛かります。
40坪の家を省令準耐火構造にするだけで80万円の追加料金がかかってしまう事に。
セシボ零は後々の出費も抑えられるのでお財布に優しい商品だと感じました。
アイフルホーム セシボ零 ここがイイ!③)お手頃価格なのに高性能でおしゃれ
セシボ零はZEH基準を超えあの一条工務店にも追いつく数値をたたき出している高気密・高断熱な家です。
それなのに坪単価は50万円台と随分お手頃な価格設定です。
因みに一条工務店の人気商品アイ・スマートの坪単価は60万円~70万円前後です。
一条工務店では予算的に厳しい場合はセシボ零が第一候補に上がるのではないでしょうか。
お手頃価格で高性能と言うだけなら正直他の住宅メーカーでもまだありそうです。
けれどセシボ零は高性能でありつつ最近の人気インテリアの傾向をしっかり押さえています。
そのような工夫がされている為、若い世代の方に人気が高いのだと思いました。
こちらはアイフルホーム奈良支店のモデルハウスのインテリアです。
https://www.kanemaruhome.co.jp/wordpress/new_model_house/
他にもセシボ零のモデルハウスが全国に点在しています。
どのモデルハウスもインテリアが今人気のカッコイイ系やカリフォルニアテイストに統一されています。
支店によってインテリアセンスにばらつきが無い事がとても良いなと感じました。
これならHPのイメージで訪れたのに実際にモデルハウスに行ったらガッカリという事もなさそうです。
家族間のインテリアの好みを確認するのにも役立ちますし自宅のインテリアをどうするか参考にしやすいなと思います。
【まとめ】コスパ抜群。外壁のバリエーション充実に期待したい!
実際にアイフルホームで見積もりを取られた方のお話では営業さんイチオシのプランはこのセシボ零だそうです。
確かにセシボ零はアイフルホームの中で一番コストパフォーマンスに優れた良い商品だと感じています。
坪50万円台でここまで至れり尽くせりの家を建てられるのかとビックリです。
ただ1点だけ引っかかるのは外壁が公式HPで掲載されている物が窯業系サイディングのみだという事ですね。
個人的にはタイル外壁に強い憧れが有るのでオプションでもいいからタイルにしてみたいというのが本音です。
アイフルホームで新築された方の情報でもなかなかタイル外壁について詳しい物が無いんです。
今現在アイフルホームではタイル外壁をあまり推していないのかな?と言う印象を持ちました。
6年程前に「セシボEX‐T」というタイル外壁が標準装備されている商品を売り出しているのを見つけました。
http://www.eyefulhome.jp/lineup/cesibo2013/gallery/tile/
現在は公式HPには掲載されておらず残念ながら廃盤になってしまったようです。
一部情報では価格が高すぎて売れなかったとの事。
母体のリクシルは外壁用タイルを製造しているINAXが前身の会社です。
リクシルはタイルの有名メーカーなのですから是非とも再び自社ブランドの総タイル貼りの商品を販売してほしいなと思います。
出来ればセシボ零と同価格帯で建てられると嬉しいんですがどうなんでしょうね。
業界最大手のアイフルホームならこんな無茶な要望にも応えてくれるのでは?と期待しています。