目次
坪単価は50万円~。ミドルクラスの価格帯
http://www.aqura.co.jp/product/syuno/plan.html
<収納上手の家>の坪単価は40万円~55万円と言われています。
上記の参考プランは、延べ床面積・44.47坪・3LDK(子供部屋を分割すると4LDK)の家です。
このサンプルを使い、まずは本体価格を計算してみます。
(※45坪で計算しました。)
- ・40万円×45坪=1800万円
- ・55万円×45坪=2475万円
これら本体価格に付帯工事費と諸費用を合わせた400万円をプラスして総額を計算します。
参考プランで計算した総額:2200万円~2875万円です。
因みに新築される全国平均の家の大きさは40坪です。
この大きさの家を建てた場合の総額は2000万円~2600万円となります。
上記の総額から実質の坪単価を割り出します。
実質の坪単価:50万円~65万円となりました。
因みにローコスト住宅の平均的な坪単価は45万円前後~です。
坪50万円~65万円と言うとミドルクラスの住宅メーカーも視野に入れられる価格です。
これらの坪単価はあくまで家の建築費を知る目安なので何とも言えませんが個人的には少々お高いなと感じました。
他の住宅メーカー数社と相見積もりを取りじっくりと比較検討される事をおすすめします。
小屋裏スペースを有効活用!ゆったり収納スペースを確保
新築するなら大きな収納を備え家の中をスッキリとしたいとお考えの方も多いはずです。
扇風機・ファンヒーター・季節の寝具等々普通に生活しているだけで嵩張る物って増えていくんですよね。
それらの季節物はどこに収納する予定ですか?
我が家は収納が無い上、断捨離が一向に進まない住人しか住んでいないので大きな収納スペースを切望しています。
アキュラホームの<収納上手の家>はそのような収納不足にお悩みの方にとても助かるアイディアを盛り込んだ商品です。
最大の特徴は小屋裏のスペースを有効活用し広々とした収納空間を設けていることです。
一番高い天井高を1.4mに設定する事で床面積にカウントされません。
床面積にカウントされないメリットは敷地のサイズに対して広い空間が得られるという事です。
土地には建蔽率や容積率等様々な決まりが有り想像程広い家を建てる事が出来ないケースも。
この様な場合に小屋裏空間を活用する事で収納の悩みを解決出来ますね。
こちらは参考プランの間取りです。
http://www.aqura.co.jp/product/syuno/plan.html
2F主寝室の隣に6.1帖大の収納が備えられています。
照明を設置し明るく使いやすい内部の様子。
http://www.aqura.co.jp/product/syuno/plan.html
6帖も有るのでお子さんのお雛様や5月人形なども楽に置けます。
広々とした収納に雑多な物を全て仕舞えるので憧れのホテルライクなインテリアにも挑戦できそうだと夢が広がりました。
「収納上手の家」と「大収納のある家」。違いは何?
アキュラホームの収納上手の家の評判が無い理由。
「収納上手の家」は収納に拘って開発された注文住宅です。
実際に新築した方の評判はどうなのか気になり調べてみました。
このプランを採用する人が極端に少ないのでしょうか。
「収納上手の家」だけに向けた口コミや評判が何故か全く出てきません。
公式HPでもあまり力を入れていないようで情報があっさりとしていて少ない印象を受けます。
実例を検索すると「収納たっぷり」の括りで「大収納のある家」が多数ヒットしました。
「大収納のある家」はアキュラホームの大人気商品です。
スキップフロアを利用した収納を設けている事が特徴で空間を縦に無駄なく使う事が出来るダイナミックな構造が人気です。
ミサワホームの「蔵」に魅力を感じている方が価格の安さからアキュラホームの「大収納のある家」を採用しているようです。
対して「収納上手の家」は2Fの居室から直接アクセスできる小屋裏に広々とした収納を作っている事が魅力の商品。
どちらも天井高を1.4mまでとしたサービススペースがアピールポイントです。
小屋裏収納って他のローコスト住宅が売りのメーカーでも普通に提案されているんですよね。
「蔵」によく似た「大収納」と比較すると平凡でインパクトに欠けてしまう事が口コミや評判が出てこない最大の理由なのでは?と推察しています。
収納上手の家:ここがイイ!1つ目)アクセスしやすい収納の配置
前述したように「大収納のある家」と比べると地味な印象の「収納上手の家」。
収納部の天井高が1.4mと低く抑えられているので大人では中腰もしくは屈んで移動する事が前提のスペースです。
この天井高は高齢者には正直キツイと思います。
一般的なロフトのように不安定な梯子や狭い階段等が付いていると足腰に自信の無い方にはケガをしそうなデンジャラスゾーンになりかねません。
その為余計に使い勝手の良い場所に配置する事が大切です。
参考プランでは2Fの寝室の真横、玄関の真上のスペースを収納にしています。
寝室からフラットに出入りできる収納がとても便利だと感じます。
例えば冬用の布団や毛布等は簡単に取り出せますし家族の衣替えも楽に出来そう。
我が家にあてはめて考えてみますと1F浴室から来る湿気の影響を受けないので和服の収納にうってつけだとひらめきました。
和箪笥の上置きを外せば1.4mの天井高でもギリギリで収まり和箪笥を処分しなくても良さそうです。
この様な広い収納が有れば長年の悩みをスッキリできるのではないかと感じました。
収納上手の家:ここがイイ!2つ目)ライフサイクルに合わせられる収納
家を新築した当時から10年後、20年後の家族構成がずっと変わらないとは限りませんよね。
10年の間に家族が増えたり、小さかったお子さん達は成長し個室が欲しいと言うかもしれません。
そして20年後にはお子さんたちが独立し丁度良かった部屋数が急に多すぎると感じる可能性が高くなります。
一般的に家の大きさや間取りを変えるのは大がかりなリフォームが必要です。
子供部屋の間仕切り壁を増設する費用の相場は大体8万円~20万円前後。
壁の大きさにもよりますが壁の撤去の相場は3万円~5万円です。
(※撤去跡のフローリング等の敷き込み代は含みません。)
壁を増設しても撤去してもそれなりのリフォーム費用が発生してしまい何とも悩ましいですね。
アキュラホームの「収納上手の家」では<ムービングクローク>という可動式の間仕切り収納を導入でき簡単に間取りの変更が出来ます。
http://www.aqura.co.jp/about/technology/tech_05.html
こちらはムービングクロークを設置したモデルハウスの子供部屋。
http://www.aqura.co.jp/exhibition/tokyo/musashino/gallery/499/
子供部屋はあえて大きく作っておき、後からセパレートできるよう出入り口だけ2か所設置。
お子さんの成長に合わせムービングクロークで区切る事が可能です。
勿論元子供部屋を1つの大きな部屋に戻す事だって楽に出来ます。
これなら大がかりなリフォームは必要ありませんね。
地震時に一番怖い大型家具の転倒ですがムービングクロークは地震でも転倒しないよう天井で突っ張る構造になって居ます。
家具の固定・移動も簡単に出来る優れものです。
予めこの様なアイテムを取り入れる事でリフォームによる出費や建築ゴミが減らせるのでとてもお得でイイなと感じました。
収納上手の家:ここがイイ!3つ目)空間を無駄なく使い尽くすピッタリ収納
アキュラホームの収納上手の家には<スマート・クローク>という収納システムが採用できます。
スマート・クロークは収納の奥行を1ミリ単位で設定できるので空間を無駄にしません。
http://www.aqura.co.jp/about/takumi/plan.html
天井まであるオリジナル建具を使う事で空間を更にスッキリとした印象に出来ます。
収納は仕舞う物のサイズをきっちり採寸し、それに合わせて作ると無駄なく使いやすいスペースになると言われています。
因みに昭和時代に作られた我が家の押し入れの奥行の深さは約91cm。
布団の収納には適していますが衣類を入れるには少々深すぎるのでとても使いにくいです。
因みに理想的なクローゼットの奥行きは60cm~70cmと言われています。
クローゼットに三つ折りした布団を収納したい場合は75cm有ればなんとかいけます。
収納に奥行きが取られない分、居室のスペースが広がるので一石二鳥です。
このシステムをパントリーやシューズクローク等にも応用すれば無駄なスペースがなくなりより効率的に物を仕舞えますね。
折角アキュラホームで収納に特化した注文住宅を建てるならこのスマートクロークを導入し使い勝手の良い家にしたいなと思いました。
きれいをキープできる間取りのポイントって何?
私の様なお片付けの才能ゼロなズボラ人間でも整理整頓が楽にできる間取りのポイントを考えてみました。
使う場所に隣接した収納
例えばリビングで使う物はリビングに収納しないとどこに仕舞ったか分からなくなり死蔵品が増え続ける事態に陥ります。
こちらはアキュラホーム「子育てマイホームランド」のHPに掲載されている参考間取り。
3LDK・延べ床面積34.69坪。
(※収納上手の家の参考間取りではありません。)
https://www.aqura-hamamatsu.jp/lp/nakase/modelhouse2.html
リビングに幅180cm程の奥行の浅い収納が備えられていますね。
この収納に何を入れるか妄想してみます。
郵便物・学校・役所関係のプリント・救急箱・テレビラックに入りきらないdvd・おもちゃ・新聞・雑誌等々。
あとは小学生のお子さんをお持ちのご家庭ならランドセルやお稽古バッグもここに収納したいですね。
モデルハウスのリビングに設けられた「キッズクローク」
https://www.aqura-saichuou.jp/exhibition/saitama/warabi/
奥行60cmの収納なら大人の洋服を掛けておくことが出来るので仕事から帰ったらついでにスーツや上着をハンガーにかけて置けば皺になりません。
この様な感じでリビングに集まる人が普段使用する物を仕舞えるスペースが有るのはとても便利です。
1Fにはもう一つトイレとお風呂の間に2帖分の収納が作られているので掃除道具やトイレットペーパーのストックに活用できそう。
収納上手の家ですと2Fの小屋裏に大型の収納が出来るので大型の季節物はここに収納できます。
2Fトイレ前のホールに設置された収納は無くしライブラリーコーナー等家族全員が使えるスペースにした方が良いかも。
適材適所の収納を備える事にポイントを置き快適で楽しい住まいにしたいですね。
【まとめ】シンプルで無駄がない間取り。付加価値をつけることでさらに使いやすく!
アキュラホームの「収納上手の家」は小屋裏の部分を広々とした収納として使いスッキリとした暮らしを提案している商品です。
個人的には奇抜さが無く全体的に細かな配慮がされた大変良い商品だと思いました。
なのにイマイチ魅力が発揮できていないのか「大収納のある家」と比べると採用しているお宅が少なく大変残念だなと感じます。
「収納上手の家」の魅力を更に高める為にはどうしたら良いのか素人なりに考えてみました。
まずは小屋裏収納・ムービングクローク・スマートクローク以外のアイキャッチ的な付加価値が必要だと思います。
例えばテレビや雑誌で活躍している収納専門家監修の収納スペースを作るなんて良さそう。
有名な設計デザイナーとのコラボもしているので実現できるのでは?と期待しています。
またアキュラホームは木材や職人さんの匠の技を生かした商品を作る事が得意な住宅メーカーです。
なのでオークやチーク等の銘木を使用したオーダーの大型壁面収納も開発して欲しいですね。
空間に上質な材料で作った物があるだけで格段に雰囲気が良くなります。
坪50万円~65万円とミドルクラスの坪単価に見合う提案が出来るのではないかと思いました。