一条工務店のアイ・スマート:時代のニーズに応える圧倒的な高性能が評判!

総額3000万円台もザラ!高いのに支持される理由は「性能」

一条工務店 公式サイト アイ・スマート 解説ページ

出典:一条工務店 公式サイト アイ・スマート 解説ページ

「一条工務店」 = 「アイスマート」と評されている程大人気の商品です。

その坪単価と総額を調べてみました。

アイスマートの平均的な坪単価は60万円~70万円と言われています。

こちらはアイスマートの参考プラン集に掲載されていた約40坪の4LDKの家です。

一条工務店 公式サイト アイ・スマート 解説ページ Plan7北玄関プラン

出典:一条工務店 公式サイト アイ・スマート 解説ページ Plan7北玄関プラン

この家を建てた場合の建築費を上記の坪単価で計算してみます。

  • 60万円×40坪=2400万円。
  • 70万円×40坪=2800万円。

この価格はあくまで建物本体のものなので住める状態にするにはまだまだお金が必要です。

付帯工事費と諸費用を合わせた目安の金額が400万円ほどかかると言われていますのでその金額を足し総額を出してみます。

  • 坪60万円の総額:2400万円+400万円=2800万円。
  • 坪70万円の総額:2800万円+400万円=3200万円。

総額から実質の坪単価を計算すると1坪あたり70万円~80万円となりました。

アイスマートを新築する約7割の方が大容量の太陽光発電を搭載しています。

その為坪単価がグンと上がり実際には1坪あたり90万円以上となっているお宅が多いようです。

一見お高いですが超高性能な家を3000万円台で建築できるのでとても魅力的な商品だと感じます。

特徴を一つに絞りきれないのが特徴!?

一条工務店は「家は、性能」というモットーを掲げています。

その言葉を具現化している商品がアイスマートです。

まず挙げられるのは家の断熱性能・気密性能の高さです。

壁・屋根・窓等の熱の逃げ道を徹底的にカバーし断熱性能と向上させています。

アイスマートは2×6商品なので予め家のパーツを工場内で作っておいて現場で組み立てるという方式を取っています。

一条工務店 公式サイト 工場生産率80%高品質な住まいづくり

出典:一条工務店 公式サイト 工場生産率80%高品質な住まいづくり

工場内で作られたパーツは断熱材が施されています。

工場でパーツを作る事で職人さんの腕の差が無くハイクォリティーな施工と徹底的な品質管理が可能との事。

現場でパーツを組み上げた後は家の隙間をしっかりとシールドし気密性をさらに高めていきます。

この様に入念な施工した結果、国の定めた省エネ基準を5倍も上回る断熱性能を誇っています。

家の中の熱を逃がさない事、外からの熱を入れない事で真夏はクーラーの設定温度を28℃に設定しても暑くない。

そして真冬は全館床暖房で春の様な暖かさを実現しています。

家の温熱環境が良ければ免疫力の低い高齢者や小さなお子さんでも安心して過ごせますね。

他にも耐震性や長く住まう為の管理のしやすさなど多岐にわたって拘りつくしているのがアイスマートです。

正直、特徴だらけでどこからご紹介したら良いのか分からない程です。

その為モデルハウスや宿泊体験等で実際にアイスマートの性能を体感してみる事が一番だと感じました。

良くも悪くも「高性能」という評価

一条工務店の大人気商品アイスマートの評判を調べてみました。

良い評判

  • 圧倒的な性能のお蔭で過ごしやすい。
  • 全館床暖がとても心地よい。
  • 手間のかからないタイル外壁が比較的安く採用出来て嬉しい。

その他にもアイスマートのオーナーさん達の評判は良い物が多い印象を持ちました。

実際に暮らしてみて真冬でも寒さを感じない所がとても魅力的ですね。

イマイチな評判

  • トリプルサッシなので吐き出し窓など大きなサッシの開閉が大変。
  • オリジナルのシステムバスの蓋が重すぎる。
  • 標準の床が直ぐに傷がつくのがイヤ。

イマイチな評判としては床材以外は断熱性能を重視しているが故に起きてしまっている不満が多いと感じました。

一条工務店の標準で付けられるのは「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」です。

トリプルと言っていますが実際は4重のガラスがはめ込まれています。

その為大きな面積の窓の重量は相当な物になります。

窓を開閉しなくても家の中の温熱環境と空気の綺麗さは保たれるので軽量である必要はないとの考えなんでしょうね。

今後は力の弱いお年寄りやお子さん・女性等が使い易くする事も家の性能と共に向上させていって欲しいなと感じました。

アイスマート ここがイイ! 1つ目)全館床暖房が標準で付いている

アイスマートはなんと言っても全館床暖房が標準装備されている所がイイ!と感じます。

一条工務店 公式サイト 全館床暖房の家

出典:一条工務店 公式サイト 全館床暖房の家

床暖房は輻射熱で温めるタイプの暖房機なので風が巻き上がらず身体に優しい所が良いですよね。

高齢者や小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では床暖房は最適だと感じます。

でも床暖房って設置するだけで結構な設備費が必要なんです。

一般的な床暖房の設置費用の相場は6畳タイプの物を2面で電気式ですと30万円~40万円。

ガス温水式ですと10畳タイプの物で70万円~80万円と言われています。

この様にお金が掛かる設備ですからもし床暖房を採用する事になってもリビングやトイレ等ポイント使いするだけで精一杯。

他の住宅メーカーですとキャンペーンでリビングに床暖房を付けられるという企画を打ち出す場合も有りますが。

全館床暖房を標準仕様としているのは一条工務店のアイスマートだけだと思います。

因みに一条工務店で採用されている床暖房はエアコンの室外機を利用したヒートポンプ式床暖房です。

無駄な光熱費を掛けずに家全体を温める事が可能なのでとても経済的です。

実際アイスマートに住んでいる方のお話では全館床暖房の自然な暖かさは一度味わったら離れられない心地よさだと評されています。

一条工務店 公式サイト 全館床暖房の家 「継ぎ目なし」だから、メンテナンスもコストもカット

出典:一条工務店 公式サイト 全館床暖房の家 「継ぎ目なし」だから、メンテナンスもコストもカット

家中どこでも外の寒さに左右されない贅沢な温熱環境はアイスマートならではのイイ!所だと思いました。

アイスマート ここがイイ! 2つ目)お手入れ簡単な外壁材を使用できる

窯業系サイディングの場合、外壁の塗装メンテナンスの理想的な周期は10年に一度と言われています。

メンテナンスの費用は建物の大きさにもよりますが100万円以上はかかります。

そこで塗装メンテナンスの要らない素材としてタイル外壁が人気がありますよね。

他の住宅メーカーですと一般的なタイル外壁にするだけで150万円~300万円の追加料金が発生する場合も。

そうなるとなかなか手を出し辛い高額オプションです。

アイスマートではオプションとして一般的な外壁用タイルの更に上を行くハイドロテクトタイルと言う高機能の外壁材が採用できます。

ハイドロテクトタイルは日光や雨が当たったりしただけで勝手に綺麗になってくれる超優れものです。

一条工務店 公式サイト ハイドロテクトタイル 汚れが落ちていく様子を動画でチェック

出典:一条工務店 公式サイト ハイドロテクトタイル 汚れが落ちていく様子を動画でチェック

この高機能な外壁材をアイスマートなら坪1万円で採用できる事が本当に凄いと思いました。

一条工務店のハイドロテクトタイルは自社のグループ工場で生産しているので非常にリーズナブルな追加料金で搭載できます。

新築当初の美しさをいつまでも保つ事に拘っている一条工務店ならではの外壁材です。

ハイドロテクトタイルは施主に寄り添った一条工務店の姿勢を感じる事が出来るオプションだと感じます。

アイスマートにするなら絶対ハイドロテクトタイルにグレードアップしたいなと思いました。

アイスマート ここがイイ! 3つ目)きめ細かな気遣いと良心的な価格設定のニッチ

お風呂や暖房等家の設備って大体リモコンが付いています。

家の間取りを考えるとリモコン類をどこに付けたら良いか考えてしまいますよね。

築40年の我が家の場合、リモコンが設置されている場所はキッチンのコンロ脇の壁です。

お風呂のリモコンはリフォーム時に無頓着に設置してしまい失敗したなと思っています。

どうしてもキッチンから出る油汚れが付くので定期的に拭き掃除をしていますがどうもスッキリしません。

そしてリモコンが唐突に壁から飛び出しているのでとても目立ちます。

もう少し相応しい設置場所を考えれば良かったなと反省しています。

一条工務店の人気オプションとして有名なリモコンニッチという物が有ります。

RoomClip 公式サイト taroさんの投稿 

出典:RoomClip 公式サイト taroさんの投稿 

最上段はリモコンが集約されていてすべての設備の管理をここで出来るようになります。

そしてホワイトボードになっているのでお子さんの学校関係のプリントを貼り付けられますね。

更に中段にスマホやタブレットなどの充電が出来るようにコンセントが付いています。

スマホの充電をここで出来るのでスマホの充電場所を探し回らなくても良いのが素敵。

一番下はマガジンラックになって居ます。

お子さんの絵本を収納したりキッチンの側ならレシピ本を入れて置いても良いですね。

至れり尽くせりのこのニッチ、アイスマートですと15000円程で設置できるんだそう。

他の住宅メーカーでニッチを設置する場合、大きさにもよりますが高い所では7万円程と結構な額を請求されるケースも有ります。

一条工務店のリモコンニッチはサイズ・機能から見てもとても良心的だと感じました。

アイスマートで建てる際は是非採用したいオプションです。

間取りのポイントは「融通が利くこと」

身体の不自由な高齢者と同居している観点から暮らしやすい間取りのポイントを私なりに考えてみました。

2階建ての場合、1Fに寝室として使う事が出来る部屋が有れば将来的にワンフロアの生活が可能です。

しかし敷地にゆとりがない場合は1Fに客間や予備室を作る事が難しくなりますよね。

そこで身体が不自由になると真っ先に考えるのが住宅改修です。

一般的にアイスマートのような2×6工法の家は間取りの変更が難しいと言われています。

費用の面から見ても大がかりなリフォームをせずに済ませたいですね。

まずは1Fに寝室を作れるかどうかがポイントです。

加えて高齢になるとトイレの位置も重要になります。

その様なポイントを踏まえ私が良いなと感じた間取りがこちらです。

アイスマートの参考間取りに掲載されている施工面積33.44坪・3LDKの家。

一条工務店 公式サイト アイ・スマート Plan1 北玄関プラン

出典:一条工務店 公式サイト アイ・スマート Plan1 北玄関プラン

この間取りですとリビングとDKそれぞれに出入り口が付いています。

もし1Fのみで生活したい場合はリビングとDKの間に引き戸や間仕切り壁で仕切ればOK。

2Fを使いたい場合は廊下を作り階段への出入り口を確保しておきます。

ただ一点気になるのはトイレが少し遠いのとトイレ前に出入り口が集中している事ですね。

介護が必要な場合はこれらのドアが邪魔になって来ると予想されます。

それぞれの出入り口を可能な限り引き戸にしておいた方が後々楽だと思います。

トイレのドアは引き戸に変更し辛い場所に位置しているのでユニバーサルデザインのドアを取り付けると良さそう。

こちらは両側から押して開けられるドア「ケアシスト」。

NODA 公式サイト ケアシスト

出典:NODA 公式サイト ケアシスト

この様に大規模リフォームしなくても間取りを変えられる事を念頭に置き長く住める家造りをしたいですね。

【まとめ】アイスマートは「高いけど良い品」の典型。時代のニーズにマッチしたのが勝因!

一条工務店の大人気商品、アイスマート」の特徴や価格情報、暮らしやすい間取りのポイントについてまとめてきました。

同社の主力商品というだけあって、好意的な評価が多いのが印象的でした。

他の商品や他社の住宅と比較する際にぜひ押さえておきたい特徴をもう一度おさらいしておきましょう。

  • 坪単価は90万円/坪以上になるケースも多い
  • しかし、高性能であることや全館床暖房が標準仕様になっているなどお値段相当の満足度がある
  • 断熱性の高さはピカイチで、国の省エネ基準を大きく上回っている
  • しかし、断熱性能を重視するが故の弱点もある
  • 2×6工法なので将来的な間取り変更は難しい

価格自体は決して「ローコスト」ではありませんし、ちょっと背伸びしないと無理だなぁという位置づけの商品になるでしょう。

しかし、その内訳を見てみると、他社ではオプションになるものが標準装備されていたり、一般的には高額なオプション装備が良心的な価格で採用できたりと実は「オトク」で非常にコスパの高い商品であることがわかります。

「安いから買う」でははく「価値を認めたものにお金を使う」。

若い世代を中心にそのような価値観が広がっていることが度々話題になりますが、今後は住宅の業界でもそのような世代をターゲットにしていくことになるはず。

「ローコストだから売れる」時代ではなくなりつつあり、だからこそアイスマートのような「本当に価値ある商品」の人気が高まっているのかもしれませんね。