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「基礎」に関してイマイチな評判多し。その理由は?
近頃の平屋人気はシニアだけではなく若いファミリー層にまで及んでいます。
一条工務店でも平屋を手掛けていますね。
特に人気商品のi-smartで建てる平屋が多い印象を受けます。
そこで一条工務店の平屋の評判を調べてみました。
良い評判
- 屋根面積が大きいので大容量の太陽光発電を載せられたので嬉しい。
- 床暖房で家中どこでも足下が暖かくしかもバリアフリーな所にとても満足しています。
- 子供が小さいので目が届く範囲で遊んでくれるのが助かる。
この様に良い評判ではバリアフリーで快適な暮らしに満足されている方が多い事が伺えます。
イマイチな評判
- 照明・コンセントの計画を失敗した気がする。
- 基礎が大きいのでベタ基礎にするオプション費用が半端なく掛かった気がする。
イマイチな評判に関しては平屋に関わらず照明やコンセントの数に対して不満を持つ方が多い印象を持ちました。
照明計画をきちんと練ったつもりでも打ち合わせ段階では気付かない事が生活していくと浮上するようです。
コンセントの位置・数や向きなどには要注意ですね。
そして基礎屋地盤改良についてのイマイチな評判は結構目にしますね。
一条工務店の標準仕様の基礎は「布基礎」です。
しかしほとんどの方がオプションで「ベタ基礎」にするそうです。
ベタ基礎のオプション費用は1坪あたり2万1000円程。
30坪の平屋の基礎をベタ基礎にしようとすると単純に計算して63万6000円のプラスです。
結構な額になりますね。
基礎は家が建ってしまえば目に見えないですが家を支える大切な部分です。
その為皆さんモヤモヤしつつもこのオプションを受け入れているようです。
個人的には変にオプションとして加算せずにベタ基礎を標準仕様にすれば施主が不満を抱く事は少なくなると思うのですが。
会社側が公表している坪単価が更に上がってしまうのを危惧してこの様な方式を取っているんでしょうね。
一条工務店の平屋の価格は「高い!」けど実はお得ってホント?
平屋と言うと敷地面積が有る程度なくては建築できないのでまとまった土地が必要になって来ます。
その為、建物自体がコンパクトでもとても贅沢な住宅と言えますね。
一条工務店では人気のi-smartやi-cubeで30坪前後の平屋を建築される方が多いようです。
30坪の広さは畳にして60枚分なのでゆったり目の3LDKが可能です。
そして個室を小さくすればファミリー向けの4LDK・5LDKも作れる大きさですね。
総額を公開している方々のブログを拝見すると30坪前後の平屋で太陽光発電を載せなければ2700万円前後。
太陽光発電を搭載している場合の総額は3000万円~3500万円前後です。
正直言いますと価格的には決してお安い家とは言えません。
しかし実際、他の大手住宅メーカーで同じ条件で見積もりを取られた方のお話ではかなりの差額になったんだとか。
そのような理由から一条工務店の平屋の価格は皆さん納得されているようです。
でも高額な太陽光発電が一番の悩みどころですね。
平屋は屋根面積が広い為、目一杯乗せると導入費用がビックリするほど掛かってしまいます。
エネルギーの自給自足が出来るよう蓄電池もプラスしたくなりますが更に費用が掛かりますし。
予算が豊富なら思いきり太陽光発電を載せても良いと思いますが無理してまで乗せる必要もないかな?
これは家や光熱費に対する考え方が人それぞれなので何とも言えませんね。
個人的には塗装メンテナンスの要らない瓦屋根にしておいて後々かかる費用を抑えた方が節約できて良いような気がしました。
平屋は2階建てより1万円/坪UP。30坪以下は要注意!
一般的には平屋は総二階建ての家と比べると屋根と基礎の面積が広いのでその分坪単価が上がると言われています。
大手メーカーですと平屋にするだけで坪5万円のアップなんてことはよく聞く話です。
一条工務店の場合、2階建てと比べると坪単価が約1万円程upすると言われています。
そう考えると良心的な価格設定だと感じます。
例えば人気のi-smartの総二階建て(延べ床面積30坪)建物本体価格が2000万円の場合、坪単価は66.6万円。
平屋にすると坪単価が67.6万円ですから単純計算して建物本体価格は2028万円となります。
28万円の差額だけで平屋が出来ちゃうという事です。
でも現実はそうはいかないんですよね。
平屋は基礎が大きくなるので地盤改良が必要な場合、総2階建ての倍お金が掛かります。
一条ルールの影響なのか30坪以下の平屋を建てる場合は坪単価がグンと高くなるという情報もチラホラ目にします。
タマホームですと平屋は確か35坪がボーダーラインです。
住宅メーカーにはそれぞれ基準やルールが有るのでそれに沿った家造りをすると予算に収まりやすいです。
一条工務店で平屋を建てる場合、敷地にゆとりが有れば30坪以上で建築した方が良いかもしれませんね。
家事楽な間取りのポイントは「通り抜け」
高齢者でも子供でも皆が使いやすい平屋は私にとってあこがれの住宅です。
ワンフロアで生活できる良さを生かした家事楽の間取りにする為のポイントとは何か?
こちらの一条工務店群馬支店のHPに掲載されている家事楽な平屋の間取りを参考に考えてみます。
出典:一条工務店 群馬支店 公式サイト 「平屋のラク家事Case3」
この間取りのポイントは水回りを集め通り抜けできる事です。
無駄な廊下の代わりにランドリールームを作り共働きのご家族に嬉しい間取りになって居ますね。
ランドリールームは家のど真ん中に位置しています。
その為窓の無い場所ですが24時間換気システムでカラッと乾くんでしょうね。
乾いた衣類はそのまま隣接しているウォークインクローゼットへ。
家族の下着やパジャマ等はここに収納すれば自分の着替えは自分で出し入れ可能です。
この間取りですとお子さんも気軽に家事に参加できますね。
我が家の場合はもう一部屋欲しいので6帖間をキッチンの横に作れば完璧です。
一条工務店では他にも様々なプランを出していますし平屋に特化したパンフレットも配布しています。
平屋に興味のある方は取り寄せて参考にしてみると良いですね。
多様な間取りで家族のニーズに応えられる「4LDK」の魅力
4人家族で暮らすには3LDKでも十分です。
しかし客間が欲しい場合や子供部屋を増やしたい場合はやはり4LDKの間取りが一番マッチしますよね。
一条工務店の参考プランから他の住宅メーカーの物まで4LDKの間取りをご紹介します。
こちらは一条工務店群馬支店のHPに掲載されていた延べ床面積41.56坪・4LDKの間取りです。
出典:一条工務店 群馬支店 公式サイト 平屋のラク家事 間取り事例
この間取りは玄関を挟んでプライベートスペースをきっちり分けている事が特徴です。
個人的には家族用のウォークインクローゼットの前に設けられた広縁の様な大きなホールをどう活用するか気になります。
洗濯物を干せるようにすれば有効活用できそうですしタイル張りにしてサンルームのようにしても素敵。
ゆったりとした平屋はやはり豪華ですね。
ただ延べ床面積が41坪以上あるので広い敷地を確保できる地域でないと実現できそうも有りません。
こちらは一条工務店ではありませんが、もう少し延べ床面積がコンパクト(延べ床面積31坪)な4LDKの間取りです。
出典:ミサワホーム 公式サイト 平屋住宅の間取り 31-1S
この間取りの良い所は現実的な家の大きさなのに収納が確保されている所ですね。
個人的にはもう一つトイレを付けたいなと感じます。
その場合、洗面を廊下の収納部分に出して脱衣室にトイレを一つ入れると良いかも。
玄関の向きも北側に容易にアレンジできそうなところも好きです。
こちらも一条工務店の家では無いですが延べ床面積32坪・4LDKの間取りです。
出典:シアーズホーム 公式サイト 平屋住宅見学会 大人数でホームパーティーを楽しめる開放的なLDKが魅力の平屋住宅の間取り
ファミリーコンテナと呼ばれる家族用のクローゼットと今時のキッチンの配置が素敵です。
この様な感じで一言で4LDKの平屋と言っても様々な間取りが有ります。
敷地の道路付けや周囲の日当たりなどを踏まえお気に入りの間取りを見つけられると良いですね。
ウォークインクローゼットは「収納力」と「アクセス」にこだわりたい
随分前からウォークインクローゼットは家を建てる時の必須スペースになって居ますね。
私もおしゃれな家を建てるなら広いウォークインクローゼットが欲しいなと憧れています。
しかし平屋は敷地に限りがあると広々としたウォークインクローゼットは望めません。
かと言って中途半端な大きさのウォークインクローゼットは使いづらい。
理想的なウォークインクローゼットの広さは約3帖~4帖程と言われています。
それ以上の大きさですとデッドスペースが出来てしまって死蔵品が増えてしまうんだとか。
個人的には通り抜けできる形でウォークインクローゼットを設けたら使いやすいなと感じます。
こちらは一条工務店の間取りではありませんが家の中心にある通り抜けできるタイプのクローゼットです。
延べ床面積31.31坪・4LDK
出典:住友林業の平屋 GLAND LIFE 間取りプラン集 L型4LDK
こちらは3LDKで延べ床面積27坪の平屋に備えられたウォークインクローゼットです。
出典:Sekkei Support 公式サイト 共有のウォークインがある平屋の間取り
この様に行き止まりが無い方がどこからもアクセスしやすく使いやすいと思います。
平屋の家の中央部は暗くなりがちで居室を配置しにくいデメリットが有ります。
その為クローゼットにしてセンサーライトを設置すれば使い勝手の良い収納スペースになると感じます。
一条工務店でもこのような間取りを実現できると思うのでぜひ参考にしたいですね。
屋根裏か?ロフトは?選び分けのポイントは価格
平屋の場合、敷地にゆとりが無いと収納の確保がし辛くなります。
そこで屋根裏のスペースを収納にしようとお考えの方も多いのではないでしょうか。
一条工務店のi-smartでは「屋根裏部屋」と「ロフト」がオプションとして設置できるようです。
「屋根裏部屋」と「ロフト」って一緒じゃないの?と思いましたが一条工務店では違いがあるようですね。
i-smartの屋根裏部屋とロフトの違い
「屋根裏部屋」:断熱されていないので屋根からの熱が籠り夏は高温になります。
オプション費用は4.5帖サイズで20万円~30万円です。
「ロフト」:断熱されているので快適に過ごせます。
屋根の勾配等、家の間取りによっては採用できない事も有ります。
オプション費用は50万円~60万円+勾配天井にする為の費用(10帖大で34万円程)。
この様な感じで屋根裏部屋でも30万円程、快適なロフトを作るだけで100万円近く掛かってしまうんですね。
屋根裏部屋は比較的安価に収納スペースを作り出せるので人気のオプションのようです。
採用している方は天井に収納できるタイプの梯子を設置しています。
私は梯子が苦手なので絶対固定階段を付けたいです。
こちらは一条工務店の家ではありませんが固定階段で上がるタイプの小屋裏収納が付いた平屋の間取り。
出典:桧家住宅 公式サイト 3LDK+小屋裏収納のある平屋住宅の間取り
緩やかな階段なら物を出し入れするのも楽に出来ますし便利に使えそう。
この場合はしっかりと断熱されたロフトの方が良さそうだと感じます。
でも平屋に階段を付けてしまったら全くバリアフリーにはなりませんね。
折角平屋を建てても階段が付いてしまうという矛盾に何とも複雑な気持ちになりました。
【まとめ】災害に強く、老後も安心。防犯性も抜かりない!
地球の温暖化が進んでしまっているせいか毎年のように大規模な災害が頻発している日本。
その影響から近頃ではバリアフリーだけでなく巨大な台風や地震にも耐えうる住宅として平屋が注目されていますよね。
一条工務店の家は在来工法でも2×6でも耐震性に優れ災害時に強さを発揮できるよう開発されているので安心できます。
災害に強く高齢になっても安心して暮らせる住まいは今時の消費者のニーズにピッタリ合っていると感じます。
平屋はメリットが多い住宅の形ですが数少ないデメリットの一つとしてよく上げられるのが防犯性が低くなってしまう事。
確かに平屋ですと寝室の窓を開けっぱなして寝るなんて事は物騒な世の中では恐ろしいですね。
私は昭和生まれの古い人間なんで台風や留守の時に雨戸を閉めないと正直不安です。
しかし一条工務店の家は基本的に雨戸やシャッターは設置しない傾向が強いんだそう。
何故なら「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」という超高性能のサッシを標準で取り付けられるので問題ないとの事。
出典:一条工務店 公式サイト 「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」
なぞなぞみたいなネーミングのサッシですが実際は4重にガラスが重なっている超高性能な樹脂サッシです。
トリプル樹脂サッシって物凄くお高いんですよね。
他の住宅メーカーで家中の窓をトリプル樹脂サッシにするだけで軽く200万円以上はオプション代が掛かってしまいます。
窓だけでも凄まじい拘りを持っている一条工務店で平屋を建てれば末代まで安心して暮らせそうだと感じました。