桧家住宅 外壁の評判:標準仕様はシンプルで高機能。でも自由度は低め

「選択肢の幅が狭くて残念」という声が多数

桧家住宅 スマートワン 外観デザイン実例

https://www.hinokiya.jp/products/smartone/exterior-design.php

外壁は家の印象を大きく左右する重要なポイントです。

最近の新築の家では塩系インテリアの人気からか濃い色目の板張り風サイディングが多く採用されています。

「好みの外観はこんな感じ」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

実際に桧家住宅で新築された方の評判はどうなのか調べてみました。

  • 標準のサイディングでは気に入らなかった。
  • 2色の貼り分けの分配が難しい。
  • 好きなサイディングが選べない。
  • 外壁に関しては自由度がかなり狭い等でした。

評判を見ると規格型住宅の自由度の低さが出てしまった結果になりましたね。

ある方の情報ではショールームにコーディネーターさんに同行してもらったけれど好みの物は全てオプション。

悩みに悩んで結局この日は決まらなかったんだそうです。

外壁は面積が広いので出来れば標準品で納めたいところ。

オプションばかりになると予算の都合がつかず悩ましいですね。

そして漠然としたイメージを具現化するには結構大変です。

外壁はショールームやサンプルだけでは小さくイメージし辛いんですよね。

例えばこちらは、桧家住宅の公式サイトに載っていたスマートワンの外観事例。

桧家住宅 スマートワン 外壁事例

https://www.hinokiya.jp/products/smartone/exterior-design.php#lg=1&slide=5

まずはご自分の好みの外観イメージをしっかり把握しておくと標準品でもイメージに近い物を探し出せると思います。

モデルハウスや公式HPにある外観デザイン集をチェックしておくことをおすすめします。

オプションはわずかに一社。悩む人が続出!

桧家住宅の外壁の大きな特徴はエコを意識したWバリア工法という断熱の施工方法です。

Wバリア工法とは室内側をアクアフォームで包み外壁側・サイディングの内側にアルミの遮熱シートを張り巡らせる工法です。

こちらは桧家住宅で使われているアルミの遮熱シート。

 

アクアシルバーウォールライト

https://www.n-aqua.jp/products/aquawall/

このWバリア工法のお蔭で太陽の赤外線を遮断し外気の影響が少ない室内環境を実現しています。

外壁材は他の住宅メーカーでも良く採用されているセルフクリーニング機能の付いた窯業系サイディングです。

新築された方のお話によると外壁を決めるのが一番大変だったんだとか。

選べるのはサイディングのメーカーのカタログではなく桧家住宅のカタログに掲載されている物のみ。

大変限られた選択肢しかなくとても困ったと仰っていました。

イメージに合うカラーの外壁が皆無だった為、標準品ではなくオプションの外壁にする事を決断されました。

しかしオプションで選択できる会社はたった一社のみという厳しさでテンションが急降下したんだそうです。

この選択肢の少なさがウィークポイントとなっていて外壁で悩まれる方が多い原因になっています。

外壁は安っぽくなったり高級感が出たりと素材のチョイス次第で家の印象を大きく変えてしまいます。

もう少し選択の幅を広げオプションでは複数の会社から外壁材を選べるようになると良いなと強く思いました。

標準の外壁はごくシンプルでベーシック

桧家住宅の標準の外壁材は旭トステムの窯業系サイディングです。

セルフクリーニング機能が付いたお手入れ簡単な外壁材です。

塗り壁風の物からタイル調・レンガ調・木目調まで有ります。

旭トステム外装 窯業AT-WALL

https://www.asahitostem.co.jp/product/product.php?id=1196&serid=30

個人的にはカラーや質感のバリエーションが少ないなと言う印象を持ちました。

ごく一般的な外壁でベーシック・シンプルなイメージです。

シンプル好きな方はこの外壁から選んでも良いと思います。

しかし外壁にちょっと拘りたいと言う方には物足らないと感じてしまうのは仕方ないかなと思いました。

オプション選択できるサイディングは神島化学製のディフェンスコートです。

神島化学工業 防火サイディング「DRESSE」ディフェンスコート

http://www.konoshima.co.jp/bm/exterior/dresse.html

ディフェンスコートはセルフクリーニング機能が強化されたサイディング。

通常のアクリルシリコンコーティングの下の層にエナメル塗膜加工がされているので汚れに強く雨で簡単に汚れが落ちると言う優れ物です。

パターンや質感のバリエーションも豊富なのでこちらを選ぶ方が多いのも頷けます。

少々お高くはなりますがオプションのサイディングにした方がメンテナンスの面でも良いかもしれませんね。

とはいえサイディングはメンテナンスフリーの素材ではありません。

10年に1度の塗装が必須なので心しておきましょう。

タイル外壁はメンテナンス手間いらず。でも高い・・・

最近の新築のお宅の外壁を見ると窯業系サイディングが多いですね。

見た目もシンプルでモダンな物や木目調など様々ですが塗装メンテナンスが必要なのが玉に瑕です。

塗装メンテナンスにかかる費用は2階建てのお宅で100万円以上かかるんですよね。

10年に1度100万円以上をかけ塗装しなおすのは結構大変だなと思ってしまいます。

なるべくメンテンナスが掛からない外壁にしたいと考えるとやはりタイル外壁が候補にあがります。

タイルの外壁は焼き物だけあって重厚感が有り根強い人気の外壁材です。

家を建てるなら絶対タイル外壁と決めておられる方もいらっしゃいます。

特に近年の外壁用タイルは汚れが付きにくい加工が施された高機能の物が出ていますね。

ザラザラした質感のタイルでも汚れが雨でするりと落ちるのでびっくりしてしまいます。

手間をかけずにいつもきれいなんてずぼらの私にはピッタリの外壁材だと思います。

桧家住宅でもオプションでタイルの外壁を採用出来るようですね。

タイル外壁は窯業系サイディングと比べるとお値段が高いです。

施工面積が広いのでサイディングとの差額を試算してもらいしっかり比較検討する事が大切です。

余りに高額になってしまう場合はタイル外壁が標準仕様の他の住宅メーカーも候補に入れた方が良いでしょう。

総タイルの家は火災保険料が安いのも魅力的

タイル外壁のメリットは基本的にメンテナンスが要らない事・重厚感のある外観になる事ですね。

一般的にサイディングの外壁よりもタイル外壁は+100万円~200万円程掛かってしまうようです。

10年に1度の塗装メンテナンスに100万円以上かかります。

ランニングコストの観点でどちらが良いかと言えばやはりタイル外壁かな?と思います。

桧家住宅でもオプションで総タイルの家を建てる事が可能です。

魅力いっぱいの総タイルの家ですが個人的に気になっているのはタイルの剥落です。

地震や経年劣化で外壁のタイルがポロポロと落ちるのでは?と不安になってきます。

詳細は分かりませんが桧家住宅で建てた方のブログを拝見すると専用の接着剤で張る施工方法だと思いました。

コストは上がってしまいますが専用のレールにタイルを引っかける工法がより剥落しにくいと言われています。

地震の多い場所に建築する場合は引っかけ工法の方がより安心だと感じます。

タイル外壁を希望されている方はどんな施工法なのか一度確認してみてください。

因みにタイル外壁の家は木造でも省令準耐火の基準に合致すれば火災保険料がグッと下がるらしいです。

木造住宅の火災保険料は高額なのでお得に加入できるなら嬉しいですよね。

興味のある方は桧家住宅で省令準耐火構造の家にできるか打診してみることをおすすめします。

【まとめ】シンプルで機能的なラインナップ。でも選択肢が少ないのが残念!

桧家住宅の主な外壁材はセルフクリーニング機能が付いた窯業系サイディングです。

標準の外壁材は旭トステム製のものでベーシックでシンプルなラインナップです。

オプションでは神島化学の物が選択可能でより高機能でデザインも豊富なサイディングなのでオプションの物を選ぶ方が多いです。

標準品・オプション共に選択肢が極端に少ないと感じる施主も多く外壁選びに大変苦戦する方もいらっしゃいます。

コーディネーターさん同席で外壁選びをしても制約が多く好みの外観に近付けるのは容易ではないなと言う印象を持ちました。

個人的には外壁は単色使いが良いなと感じています。

理由はご近所にあるおしゃれな家の外観は大体スッキリしているから。

遠くから家のバランスを見ると外壁だけではなく屋根・窓枠・植栽・門扉・車等様々な色や形が影響しています。

外壁のみを意識して選ぶとごちゃ付いた印象の家になってしまいます。

最近では2色で張り分ける外観が流行していますね。

アクセントをつける為に張り分けデザインを選択すると更にハードルが上がり沢山の時間を割くことになりますので要注意です。

外観のイメージを公式HPの外観デザイン集やモデルハウスで予め掴んでから外壁選びに臨んだ方が失敗が少ないと思います。

桧家住宅では窯業系サイディングの他にオプションでタイル張りにする事も可能です。

タイル外壁は完全メンテナンスフリーではないですが10年に1度の塗装メンテナンスが要りません。

ランニングコストの面ではお得なので後々の出費を抑えたい方にはお勧めですね。