アイダ設計の888万円の家:ブラーボ・スタンダードの原型。特別仕様に注目!

注文住宅なのに破格の安さ!

アイダ設計888万円の家

https://www.aidagroup.co.jp/order/view/13

アイダ設計がお得意のゾロ目価格の注文住宅です。

CMでは「555万円の家をグレードアップさせた」と宣伝していました。

イメージキャラクターは美川憲一さんですが555万円程のどぎつさが無く意外と爽やか系の仕上がりになっています。

延べ床面積28坪・4LDKの2階建てが888万円で建てられると宣伝していました。

これなら「安くて良いな」と思う方も多かったのも頷けます。

実際に当時新築された方の評判が気になりますね。

ネット上の評判を見てみました。

  • 「888万円では希望の大きさの家は建たない。」
  • 「長期優良住宅にできるもう1つ上のグレードの方が良かった」
  • 「内装がショボい」等でした。

随分辛口の評判が目立ちます。

安いゾロ目価格の家よりもグレードアップしているというCMの影響からでしょうか。

ハードルが上がってしまったのか少々施主の目が厳しいなと感じます。

しかしよく考えてみれば888万円の家って滅茶苦茶安いです。

888万円の本体価格に諸費用等400万円程プラスしても1288万円で建築出来ます。

単純計算した坪単価は31.7万円。

ローコスト住宅の中でもダントツにお安いと感じる価格設定ですよね。

しかも規格住宅や分譲住宅でもないのにこの安さは正直有り得ないと思います。

個人的にはこの価格でショボいと切り捨てるのは少々厳しすぎる評判だなと感じました。

安いだけじゃない。考え抜かれた室内環境や使い勝手

新築された方から少々厳しい評価をされていたアイダ設計の888万円の家ですが大きな特徴があります。

888万円の家の特徴

  1. 食器洗い乾燥機。
  2. 対面式のカウンターキッチン。
  3. 室内の壁面に使用される石膏ボードに「タイガーハイクリンボード」を使用。
  4. 浴室TV。
  5. 基礎部分に換気スペーサーを入れ湿気が溜まらない構造に。
  6. 全熱交換換気システム。
  7. 浴室暖房換気乾燥機。
  8. 収納付きトイレ。
  9. カラーモニター付きインターホン

555万円と比べると標準装備がぐんと良くなった印象ですね。

特に私が良いなと思ったのは忙しいママさんたちの必須アイテム食洗器が標準装備されている事です。

アイダ設計888万円の家 特別仕様

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食洗器を付けると大体オプションで7万円~10万円程追加料金が発生するのでそれだけでもお得です。

あとは目立つグレードアップでは無いですがホルムアルデヒドを吸着・分解する石膏ボードが良いですね。

家族の健康の為にこの様な配慮がさりげなくされているのはポイントが高いなと感じます。

アイダ設計の888万円の家は安いだけではなく室内環境や使い勝手・防犯面にも配慮されている事が特徴だと感じました。

収納や生活動線がよく吟味された間取り

現在アイダ設計には888万円の家という注文住宅の商品は有りません。

当時の888万円で建てられたのは2階建て4LDK・延べ床面積28坪の家でした。

どんな感じの間取りの家が建てられたのかは残念ながら不明です。

参考に現在の公式HPのプラン集に掲載されている28坪前後の間取りをご紹介します。

延べ床面積27.09坪の2階建て4LDK

アイダ設計 延べ床面積27.09坪の2階建て4LDK

https://aidagroup.meclib.jp/aida_plan_2/book/#target/page_no=5

1Fの4.5帖の和室が客間やお子さんのお昼寝等多目的に使えるので便利そう。

2Fは3部屋有りますがコンパクト過ぎてちょっと手狭な印象です。

延べ床面積28.85坪 4LDK

桧家住宅 延べ床面積28.85坪 4LDK

https://aidagroup.meclib.jp/aida_plan_2/book/#target/page_no=7

この間取りですと1Fの和室は玄関を挟んで配置されています。

これなら急に親御さんとの同居が始まっても何とか対応出来そうです。

2Fの個室は全てバルコニーに繋がっているのでお布団を干すのに便利な配置ですね。

延べ床面積28.55坪 4LDK(※アイダ設計ではありません)

 

i-passoの家 合志市幾久富 28坪 4LDK 建売・一戸建ての新築物件

i-passoの家 合志市幾久富 28坪 4LDK 建売・一戸建ての新築物件 1Fの間取り

 

i-passoの家 合志市幾久富 28坪 4LDK 建売・一戸建ての新築物件 2Fの間取り

https://www.ipasso.jp/tateuri/tateuri0040/

1Fに4.5帖の和室・2Fには4帖大のウォークインクローゼットが有るので荷物が増えても安心ですね。

この様に28坪の家は部屋の配置次第で大型の収納が付けられたり1Fに和室を備える事が出来ます。

坪数が増える毎に施主の希望を少しずつ取り入れた間取りになります。

【まとめ】消費者のニーズに寄り添った標準装備が魅力的!

888万円の家はゾロ目価格シリーズの中ではハイグレードに位置する商品でした。

現在アイダ設計では値段を前面に押し出した商品名の注文住宅は存在しないようで、「ブラーボ・スタンダード」として坪単価を少し上げ販売されています。

888万円の家の特徴は現在のブラーボ・スタンダードの基礎となっていると感じます。

例えばLow-eガラスのサッシ・システムキッチンを2社から選べる・ガス給湯器はエコジョーズ等の標準設備です。

特にガス給湯器がエコジョーズという所が良いなと感じます。

あえてオール電化にしたくない方には魅力的なラインナップですね。

エコジョーズとは?:高効率でお湯を沸かせるエコな給湯設備です。

一般的なガス給湯器と比べるとガスの使用量が少ないのでランニングコストが抑えられる優れ物。

個人的に面白いなと感じたのは14型の地デジ浴室TV等が標準装備されていた事です。

※現在のブラーボスタンダードで標準装備されているのか不明です。

555万円とのグレードの違いをアピールする為に浴室TVが付けられていたのかな?と思いました。

SUUMO桧家住宅 888万円の家 浴室グレードアップ

https://suumo.jp/chumon/housemaker/rn_aida/shohin/sc_013/

浴室のTVってちょっとした贅沢気分を味わえますが現在ネット上では「不必要」と判断される方が多い印象の設備です。

この様に時代に合わせて標準設備のラインナップをこまめに変えて行く事で消費者のニーズにピッタリ寄り添った商品を売り出しているんだなと感じました。